ITU TELECOM ASIA 2004のSamsungブースに、1.5GバイトのHDDを搭載したCDMA2000 1x EV-DO端末「SPH-V5400」がお目見えした(9月7日の記事参照)。
HDDを携帯電話に搭載するためには、耐衝撃性や放熱、バッテリー消費などに課題があるといわれている。SPH-V5400は「30センチ以内なら落とした場合の衝撃に耐えられるよう試験を重ねている。バッテリーの持ちも、HDD非搭載端末よりは若干劣るがそれほど変わらない」(説明員)。
SPH-V5400へのHDD搭載は、携帯電話のマルチメディア機能の高度化に伴うものだ。例えばSamsungの200万画素カメラ搭載機の中には90Mバイトのメモリを搭載したものもある。今後テレビなど動画コンテンツと携帯電話との連携がさらに進めば、必要な内蔵メモリも増えることは想像に難くない。また“世界初のHDD内蔵携帯”をうたうことで、その技術力をアピールする意味合いもある。
韓国市場での発売は、9月から10月ごろになる見込みだという。
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