携帯音源LSIで初のMP3/AAC対応 NECエレ

» 2004年09月21日 21時00分 公開
[ITmedia]

 NECエレクトロニクスは9月21日、携帯電話用音源LSIとしては初めてMP3/AAC再生に対応した「μPD9993」のサンプル出荷を始めた。11月の量産開始を計画している。サンプル価格は1500円。

 音源LSI単体でMP3/AACの再生が可能で、従来のように専用LSIを端末に搭載する必要がなくなる。復号処理のために、音源LSIとしてDSPコアを業界で初めて搭載した。対応ビットレートはMP3が最大320Kbps、AACは最大128Kbps。

 ダイマジックの「アダプティブサラウンド技術」も搭載し、2ch音声によるサラウンド再生が可能だ。

 音源機能は、PCM 64音色とADPCM 4音を同時発生可能。音色数は128、ドラム47音色と効果音32音色も搭載する。

 また、モノラル端末用音源LSI「μPD9996」と、実装面積が4.38ミリと業界最小クラスの「μPD9995」も同時にサンプル出荷を始めた。サンプル価格はそれぞれ500円。来年3月末までに、3製品合計で月産200万個規模の量産を目指す。

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