簡易通帳として使える〜東京三菱銀行の「ケータイアプリバンキング」

» 2004年09月27日 14時53分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 東京三菱銀行が、モバイルバンキング用iアプリ「ケータイアプリバンキング」をリリースした。

 初回利用時に契約者番号と確認番号を登録しておけば、以降は4ケタの暗証番号を入力するだけで利用可能。振り込み登録を行った振込先に、店頭で振り込みカードを使うのと同じ感覚で入金を行える。

 また、従来の携帯版では前月1日から操作した当日までの分しか把握できなかった取引明細についても機能を拡張。取引明細がスクラッチパッドに保存できるため、過去の明細も把握できるなど、簡易通帳のような利用も可能になった。明細は、摘要検索や入出金検索に対応する。

 対応機種はN505i、P505i、D505i、SO505i、F505i、SH505i、N505iS、P505iS、D505iS、SO505iS、SH505iS、F505iGPS、D506i、F506i、N506i、P506iC、SO506iC、SH506iC、F900i、N900i、P900i、SH900i、D900i、F900iT、N900iS、P900iV、F900iC。アクセスは、「iMenu」-「メニューリスト」-「モバイルバンキング」-「都市銀行」-「東京三菱銀行」から。

 他キャリア対応について同社は「BREW版を年内めどにリリース予定。Vアプリ版も開発の予定はある」としている。

二次元バーコードでEペイメント決済も

 ケータイアプリバンキングは、今後同社がモバイルでの展開を計画中の「Eペイメント」決済に対応した機能も備えている。

 Eペイメントは、東京三菱銀行が提供する代金決済サービス。対応したネットショップでユーザーが買い物をすると、ログインするだけの簡単操作で代金を支払える。

 現在、PCのインターネット版サービスが提供され、「対応ショップは100超」(東京三菱)。同社は今後、Eペイメント決済を、2次元バーコードを使った携帯決済にも対応させる計画だ。

 ケータイアプリバンキングは、携帯対応を見込んだ2次元バーコード読み取り機能を装備。携帯で請求書に印刷されたバーコードを読み取ると、決済金額や店名、受付番号などが入力済みの画面が起動。容易な操作で決済が行える。

 ネットショップ側が携帯版Eペイメント決済に対応する場合、東京三菱の仕様に沿った2次元バーコードを作成し、請求書に印刷する必要がある。東京三菱では、既存のEペイメント対応ショップを中心に、携帯版対応を呼びかけているという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年