三洋、無線LAN内蔵携帯のコンセプトモデルCEATEC JAPAN 2004

» 2004年10月05日 17時02分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 毎年、CEATECで「2〜3年先を見据えた」(三洋)コンセプトモデルを展示してくる三洋電機。今年のコンセプトモデルは、“無線LAN内蔵”がポイントだ。

「現在想定できる技術で、実現できそうな感じを残すように気をつけた」(三洋)。さまざまな形状のまま、通話ができる

 「これまで無線LAN内蔵携帯というと、法人向けが多かった。コンシューマ向けに大容量コンテンツを楽しむというコンセプトで、無線LAN内蔵を考えた」(三洋)

 テレビチューナー搭載は想定していないが、代わりにHDDを搭載して大容量の動画を無線LAN経由でダウンロードできる。ディスプレイは2.5インチの3D液晶で、既に同社が開発済のものだ。

 最大の特徴は、「W回転ヒンジ」と呼ぶ翼型(?)の形状。液晶が中央に、左右にキーが配され、キー部はいわゆる回転2軸ヒンジ構造になっている。左右のキー部は、キートップの表示が切り替えられるようになっている。縦横の持ち方に併せて向きを変えることができ、さらにゲームなら十字キー、メールなら絵文字表示といったように、コンテンツによって表示が変わる。

 「メールでは液晶を縦に、動画閲覧時やゲーム時は横に。それぞれのコンテンツに合わせた液晶やキー配置を選べる」

どのようにヒンジが動くか分かるだろうか。左右のキー部は、回転すると共に、折りたたむこともできる。カメラはキー部の裏に搭載し、モノクロサブ液晶も装備した。スピーカーは液晶左右にステレオで搭載した

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