三菱総合研究所は12月8日、「関西の生活を支えるインフラサービス満足度調査」の結果を発表した。
同調査は、関西における生活インフラサービスへの顧客満足および顧客ロイヤルティ(継続利用意向、他社への推奨意向)の実態を探るために実施されたもの。取り上げたサービスは、電力、ガス、携帯電話、インターネット、鉄道の5業界。調査対象は、京都、大阪、兵庫の2府1県に居住している「gooリサーチ」登録モニター1118人。
総合的な結果では、昨年に引き続き、満足度が最も高い業界は「電力」で、59.9%が「満足」または「やや満足」と回答した。一方、昨年、満足度が最も低い業界は、「鉄道」だったが、今年は「携帯電話」が最も低く、昨年から7.6%下げて52.3%となった。
同社の分析によれば、携帯電話における顧客満足度とロイヤルティを支えるのは、料金面が当面の焦点となるが、中長期的には電波の強さ、エリアの広さに加え、ブランドイメージの維持と形成が重要になるだろうとしている。
また、インターネットに関しては、「回線の安定性と速度」が総合満足度へ大きな影響を与えているが、一方で、ロイヤルティへもっとも大きな影響を与えるのは、「企業に対する信頼・安心感」であることがわかった。
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