この世には、2種類の携帯がある。着せ替えられる携帯と、着せ替えられない携帯だ。
P900iを筆頭とする着せ替えケータイ向けに、斬新なデザインのカスタムジャケットが発表されるたび(12月4日の記事参照)、心中おだやかでない非着せ替えユーザーもいるだろう。「オレは浮気はしない。最初に選んだカラーを貫きとおす」と強がってはみても、内心“着せ替えられたら楽しいだろうなあ”と慨嘆したことは一度や二度ではないはず。もう悩む必要はない。ウェルカンパニー製「まもるくん」があれば。
と、熱く語るのは「まもるくんエヴァンジェリスト」であり、「ケータイチャンピオン」の称号も持つ羽田卓生氏だ(2月26日の記事参照)。同氏と一緒に製品を見てみよう。
まもるくんは、各種端末向けに用意された携帯カバー。端末ごとに各色が取り揃えられており、好みに応じて愛機を着せ替えられる。
今回用意したのは、羽田氏持参のWIN端末「W21SA」。まずは試しに、白(Zero White)のW21SAに“金のまもるくん”を装着してみる。装着方法はいたって簡単で、ジャケットを、カチッと手ごたえがあるまで押し込むだけ。上ブタと下ブタの2種類を装着するのだが、特に力はいらず、案外しっかり固定される。
まもるくんには、その名のとおり本体を防護する機能もある。おそらく、W21SAの強度は飛躍的に向上したはず。じゃあ、どれくらい本体を守ってくれるか試してみましょうか? ――「その端末、仕事で使っているやつなんで、頼むからやめてください」(羽田氏)
羽田氏おすすめは、マホガニーの色調を採用したカバー。これをW21SAの黒(Custom Black)に装着すると、高級感が出るのだという。
「いやー、いいでしょこれ、昆虫みたいで」(羽田氏)。はたしてそれは誉め言葉なのか、という気もするが、本人が満足しているなら問題はなさそうだ。
羽田氏は、このジャケットのスゴイところは、と言葉を続ける。
「回転2軸構造のW21SAにも、ピッタリフィットすることです。液晶画面が表を向いている状態にして、そこにカバーをセットすることもできる。これなら、液晶の防護は万全です」
でも、そうすると液晶の文字が読めなくなりますよね。「……なるほど、そう言われてみれば……」(同)
羽田氏は、まもるくんは上ブタだけ装着しても、下ブタだけ装着しても自由だと話す。「なんなら、2種類購入して上下別の組み合わせを楽しんでもいい」
なるほどそうかと、別の色を組み合わせてみる。
編集部内の評価は……これはイマイチなんじゃないか? というものだった。カラーコーディネートに自信のあるユーザーに試してもらうしかなさそうだ。
まもるくんは写真で紹介したほかにも、豊富なカラーバリエーションが用意されている。一風変わった手触りのカバーも用意されており、生活に変化を求めるユーザーなどは、一度試してみるのも面白いかもしれない。
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