野村総合研究所は1月12日、2009年までの国内主要IT市場について市場規模の推移を予測、結果を発表した。
携帯電話市場については、3G比率が2005年度中に50%を超え(2004年12月の3G化率は36.6%)、2009年度末には2Gからの移行が完了すると予測(2005年1月の記事参照)。モバイルコンテンツの市場規模も拡大が続き、2005年は2753億円、2009年には3395億円に達すると見ている。
モバイルプラットフォーム分野は、非接触IC内蔵端末の登場により大幅に拡大すると予測(特集参照)。決済手数料などの市場規模は、2005年の522億から2009年には2401億程度になると見込んでいる。
野村総研が提示した通信キャリアの収入予測。ARPUが2005年以降も毎年3%下落した場合と、2005年以降に下げ止まった場合の2通りの予測を提示した
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