謎の「プロジェクター携帯」現るCeBIT 2005

» 2005年03月12日 22時46分 公開
[杉浦正武,ITmedia]

 独ハノーバーで開催されているIT見本市「CeBIT 2005」会場で、面白い展示を見かけた。壁や机にデータを投射する「プロジェクター携帯」がそれだ。26ホールの独Siemensブースに展示されている。

PHoto やや大きめのきょう体。実はこの端末には仕掛けがある
PHoto 端末の上部がグルっと動いた。ヒンジ部は最大270度回転する構造になっている
Photo データを机に投射したところ(同社資料より)

 独特のヒンジ構造を持っており、端末上部のプロジェクターに当たる部分を回転させてさまざまな角度にデータを投射できる。映されたデータ(レーザー光による表示画面)をスタイラスで操作すると、ちゃんと各種アプリケーションを動かせる。「バーチャルキーボード」という製品があったが、それに近いイメージ。会場では実際に稼動デモを見ることができた。

 ヒンジを90度回転させて机に投射すれば、机を操作画面に見立てて利用できる。270度、反対側まで回転させると、今度は端末裏面に投射してPDAのように使うことができる。少しだけ、ほんの15度程度傾ければ壁に投射することも可能。「4通りの利用法を提案する」(説明員)という。

Photo 15度程度プロジェクターを傾け、スタイラスの上に載せて端末に角度を付ける。これで壁面にデータを投射することができるという
Photo 逆側まで回転させて、端末裏面にデータを投射。「歩きながらでも、PDAライクに使える」と説明員

 プロジェクターの“付け根”にあたる棒の部分に2カ所、超音波センサーが付いている。これと端末から取り外しできるスタイラスが通信を行ない、ユーザーがペンを置いている位置を自動的に把握する仕組み。

 「この技術そのものは、1980年代から存在した。『3点測量』と呼んでいる」(説明員)

 展示されていたのは“ファーストプロトタイプ”とのことで、価格、発売時期などは全くの未定。説明員は商品化に向けて「開発に2年はかかるだろう」と見通しを話してくれた。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月05日 更新
  1. エディオンら、携帯契約時に義務違反 総務省が発表 NTTドコモにも行政指導 (2026年07月03日)
  2. UQ mobile「コミコミプランバリュー」にクレカ割を導入したワケ 背景にahamoとY!mobileの“板挟み”も (2026年07月04日)
  3. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  4. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  5. WAON POINTやAEON Payのキャンペーンまとめ【7月4日最新版】 ポイント20%還元や30倍増額など盛りだくさん (2026年07月04日)
  6. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【7月3日最新版】 「超トク還元祭」で高額ポイントゲット (2026年07月03日)
  7. 転売屋によるスマホ回線の「短期解約」「ホッピング」 総務省の検討する対策は十分なのか? 店員からの意見 (2026年07月03日)
  8. 「ドコモSMTBネット銀行」始動まであと1カ月 下準備は着々と (2026年07月03日)
  9. 「モバイルSuica」復旧後も続く混乱…「物理カード最強説」再浮上 今さら聞けない自衛策を解説 (2026年07月02日)
  10. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー