警視庁は2004年2月にNTTドコモの顧客情報が流出した件で、ドコモの業務委託先企業の社員を「威力業務妨害罪」の容疑で逮捕したと発表した。
ドコモの顧客情報、2万4632件を無断複製して外部に持ち出し、これを送信するなどして業務を妨害した疑い。流出したのは、ドコモの携帯電話ユーザーの氏名、連絡先住所、携帯電話番号および一般加入電話番号となる(2月14日の記事参照)。
ドコモは流出を受けて、データには社内に1カ所だけある顧客データ加工用の作業端末からしかアクセスできないとコメント。アクセス権限を持っているのはNTTドコモの社員と、協力会社の社員を合わせた254名のみで、「その254名の誰かから流出したとしか考えられない」と話していたが、そのとおりだったと見られる。
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