操作性への配慮も細かい。上下キーは縦スクロールに割り振られ、左右キーが画面内でのリンクや入力項目間の移動になっている(「Smart-Fit Rendering」無効の場合には横スクロールも兼ねる)。スクロールからフォーカスの移動まで上下左右キーだけでこなせるわけだ。
「Smart-Fit Rendering」を利用していると、画像を利用した横長のメニューなどは極小表示され識別できなくなるが、オルタネート(代替)テキストが設定されていれば、画像にフォーカスを移すとアルタネートテキストが数秒ポップアップしてくれる。このため頻繁に画面モードを切り替える必要もない。
リンクの設定されている画像にフォーカスを移動すると、アルタネートテキストが表示される。けっこう便利。最近はアルタネートテキストが設定されているサイトが少ないのがネックだ |
数字キー部を利用したショートカットも徹底している。[0]〜[9]、[*][#]にすべてショートカットキーが割り振られている。ショートカットは以下のようになる。
キー | ショートカット動作 |
---|---|
0 | ショートカット設定 |
1 | 上部ページ(ページ上端) |
2 | 下部ページ(ページ下端) |
3 | ブックマークに追加 |
4 | アドレス入力(履歴から) |
5 | 画像選択 |
6 | ページを開く(URL入力) |
7 | ウェブ検索(Google) |
8 | ブックマーク |
9 | 次を検索 |
* | 全画面(ON/OFF) |
# | ページ表示モードの変更 |
表示中のWebページの上端、下端への移動もワンタッチで可能で、Webアクセス時のほとんどの操作をショートカットキーでこなせる。Webページ内の文字列検索は(標準のショートカット設定では)メニューからだが、連続した検索は1キーで行える。
ショートカットキーはヘルプでも確認できる。カスタマイズも可能だ |
全画面表示も有効で、これもショートカット操作の充実あってのものだろう。ショートカットさえ覚えてしまえば画面上にガイダンスがなくても快適に操作できるので、画面を最大限活用できる。またフルクリーンのオン/オフも[*]キーでワンタッチなのも便利だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.