ダウンロードコンテンツ、10年たっても買い続ける? ワイヤレスジャパン2005(2/2 ページ)

» 2005年07月15日 20時43分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]
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携帯で成功したビジネスをPCに持ち込む

 新規事業者はPCの世界から携帯の世界に入ってくるので、オークションやブログ、ネットショッピングという文化を持ってやってくるだろう、と高橋氏は予想する。「ダウンロードコンテンツを買わない人たちは、こういうのは好きだったりする」

 しかしKDDIでは逆に、携帯の世界で成功したものをPCの世界に持ち込み、展開していくと説明。その例として挙げたのが、“モバイルユーザーにとって理想的なPCポータル”を目指す「DUOGATE」(4月11日の記事参照)や、携帯からの使いやすさを重視したブログサービス「DUOBLOG」(5月9日)、オークションなどだ。特にオークションの伸びは大きく、サービス開始から半年で、アクティブ会員数が64万人/月、新規出品数が124万件/月、流通総額は21億円/月になったという。

5年で放送と通信は融合する

 夏モデルから、アナログテレビと連携したサービスEZテレビ(5月23日の記事参照)を開始したことにも触れた。

 テレビを見ていても、通信トラフィックは発生しない。KDDIが狙うのは「テレビをトリガーとして利用し、その先のアクションでビジネスをする」というスタイルだ。

 例として示したのが“テレビを見ているとBGMが気になったので、曲名を検索して着うたフルで購入する”というもの。テレビ画面の下には待受ウィンドウがあり、そこからユーザーは番組情報にアクセスしたり、使われている曲を探したり……というアクションを起こすことができる。「定額だからこそクロスメディアが成り立つ。テレビの上に置くビジネスモデルを作りたいですね、と(テレビ局に)働きかけている」(高橋氏)

番組の主題歌やEPGといったテレビの番組情報をトリガーに、ユーザーのアクションを引き出すことを目指す

 また、今後通信スピードが向上することにも期待を寄せる。下りのスピードが速くなれば、動画などのコンテンツもダウンロードしやすくなる。たとえばテレビで放映していたドラマを、放送終了後にばら売りする、といった例を挙げた。「ドラマ1話を4本にして、1本100円で売れば分かりやすい。携帯でなら絶対売れる」

 「ここ5年間で放送と通信は融合する」と断言する高橋氏。しかし、放送と通信との間には大きなギャップがあり、そこをいかに埋めるかが課題だという。「放送業界と通信業界では、顔が向いている方向が違う。放送は広告クライアントに向いているが、通信はエンドユーザーに向いている」と高橋氏。新しいポータルを作ることによてこのギャップを埋め、“通信+放送”の新しいビジネスを成功させる、と意気込みを語った。

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