ボーダフォンのステーションで小説をプッシュ配信

» 2005年07月27日 20時00分 公開
[ITmedia]

 携帯電話を使った小説配信が注目を集める中、イートレックジャパンがユニークな方法で小説配信を行っている。ボーダフォンのエリア別情報配信サービス「ステーション」(用語参照)を使い、毎日3回小説をプッシュ配信する「Charara★文庫」だ。

 Charara★文庫は、関西、北陸、中国、四国、九州・沖縄の西日本5エリアで配信中。ステーションで1回に配信可能な380文字分を1日3回配信、1つの小説は1週間で完結する。寄稿作家は真弓創、武田麻弓、上田假奈代、藤野恵美、菊池清達、北岡雄一朗。1回分の配信がそれほど多くなくサクサク読めることから人気があるという。

 イートレックジャパンはこの4月に、一般から広く小説を募る「ステーション文庫新人賞」を開催。7月26日に有栖川有栖氏、眉村卓氏、近藤史恵氏、葉山郁生氏らを審査員に招いて最終選考会を実施した。

 選考会の様子

 大賞に選ばれたのは、「シンデレラ・リッチ」の福井雅氏と「握ってしまった運命」の愛徳氏。佳作の該当者はなく、Vodafone特別賞には「思春期GO!GO!」の典氏が選ばれた。

タイトル 作者 概要
シンデレラ・リッチ 福井雅 大学生の俺と友だちと同じ大学の女の子は、ピストルを持った黒ずくめの男にラーメン屋の地下室に閉じ込められたが、上手く脱出。その間際、オヤジが必死の形相で、俺たちに20万円を手渡した。「今日の深夜までに使い切ってくれ!!」俺たち3人は、20万円を使い切るために、夜の街を奔走する。
握ってしまった運命 愛徳 深夜のコンビニでバイト中の俺は妖精を発見してしまった。その妖精は、小汚いおっさんだった。人間に見つかってしまった妖精は7日以内にその人間の命を奪わなければ消滅してしまう、という妖精界の掟を聞き、俺は困惑する。自分の命は差し出せないかわりに、せめて7日間、自分の命を狙う妖精と一緒に過ごすことを約束する羽目に。

 受賞作品は8月1日から順次ステーションで配信。8月8日からはVodafone live!のホットライブでも作品を公開する。8月22日からはPCや他キャリアの携帯向けにも作品を公開するという。

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