“でかキー3兄弟”、末っ子の実力は──「A5516T」発売前にハヤダシ(1/2 ページ)

» 2005年09月13日 03時57分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 秋の東芝製au端末は、「A5516T」(9月8日の記事参照)「A5517T」(9月6日の記事参照)の2モデル。いずれもCDMA 1X端末で、2.4インチの大画面液晶と盛り上がった大きな「ドームキー」を装備(1月28日の記事参照)。今年の初めに発表された「A5509T」(1月20日の記事参照)を思い出させる機能やデザインで、さながら“でかキー3兄弟”といった風情だ。

 左から「A5516T」「A5517T」「A5509T」の“でかキー3兄弟”

 A5516TとA5517Tは「ターゲット層が違う」とKDDI。A5517Tは、必要最低限の機能を簡単操作で使える「スマートモード」がデフォルト設定になっており、テンキーの「1」「2」「3」には、よく電話する相手の電話番号を登録できるなど、シニア層の利用を想定した端末。A5516Tは、A5509Tの後継ともいえる位置付けで、性別や年齢を問わず幅広いターゲット層を狙う端末だ。

 今回はA5516Tについて、ファーストインプレッションをお届けする。なお、評価したのは試作機段階の端末であり、製品版では仕様が変わる可能性があることをご了承いただきたい。

デザイン一新、強力なセキュリティ機能も健在

 A5516Tは、前モデルにあたるA5509Tに搭載された多彩な制限機能を備えた1X端末。デザインが一新されたが、サイズや重さはA5509Tと同じだ。ボディカラーは「ムーンレスブラック」と「シャイニングホワイト」の2色がラインアップされる。

 メインディスプレイは2.4インチのQVGA(240×320ピクセル)カラーTFT液晶、背面のサブディスプレイは1.1インチ約6万5000色相当のTFCC液晶。カメラはマクロ切り替えスイッチ付きの130万画素CMOSセンサーを採用し、最大撮影サイズはSXGA(1280×960ピクセル)。外部メモリスロットは備えていない。これらの基本スペックはA5509Tと同等


 強力なセキュリティ機能を備えることから、ビジネスマンもターゲットにしている。デザインは、「クールな感じを持たせつつ、バランスよく都会的な雰囲気を追求。装飾的なアクセントは極力抑えたサインレスデザイン」(KDDI)


 ダイヤルキーやソフトキーは、中央部が盛り上がったドームキー(左)。テンキーは、バックライトが点灯すると暗いところでも文字がはっきり見えるタイプ


 カメラ部が盛り上がったデザイン(左)。着信ランプは背面液晶下部にあり、着信時の色は変更できない(中)。左側面にマクロ切り替えスイッチがある(右)


 右側面にあるアプリキーや上下キー、マナーモードキーも中央が若干盛り上がっている
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