ビジネス利用やジュニア層の利用を考慮した「制限モード」は、電話の発着信やメールの送受信を、アドレス帳に登録した相手や許可したメンバーのみに制限できるものだ。EZWebやアプリの利用も含め、時間帯や1カ月あたりの通話量、メール送信数、パケット通信量などと組み合わせた利用制限設定も行える。制限を超えた場合でも、指定した相手先のみ通話やメール送信を許可する設定も用意され、「使いすぎ」をコントロールしながらも、緊急時の連絡手段として問題なく使えるようになっている。
A5509Tから踏襲されたセキュリティモードは(2月14日の記事参照)、「特に機能の変更はない」(KDDI)という。通常のアドレス帳とは別にセキュリティメンバーを10件登録でき、セキュリティメンバーに登録した電話番号との発着信履歴や送受信メールは、セキュリティモードを有効にしないと全く確認できなくなる。またセキュリティモード時のみ日本語入力の学習機能を無効にでき、メニュー操作でのセキュリティモードへの移行すら無効に設定できる。徹底して特定の相手とやりとりした情報を秘密にできるわけだ。
シニア層やジュニア層の利用を意識した「スマートモード」(2月10日の記事参照)も備える。メニューは必要最低限の機能のみが表示され、長押し操作を排除したウィザード形式の操作体系で各種機能を利用できる。よく連絡をとる相手への通話やメール送信を簡単操作で行える「ペア機能」は、登録数がA5511Tと同じ5件となり、A5509Tの3件から増加している。
家族の居場所などを簡単操作で確認できる「安心ナビ」(5月23日の記事参照)に加え、「聴かせて検索」「着Flash」「Flashメニュー」といった新機能に対応するなど、最新端末としての機能強化も図られている。
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