AV機能だけではない「W32H」の基本機能をチェック(3/4 ページ)

» 2005年09月30日 17時43分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

簡単操作のスマートモード、使いすぎとトラブル防止のティーンズモードを装備

 携帯電話の利用層の高齢層、低年齢層への両方の拡大に対応するのが、スマートモードとティーンズモード。

  • スマートモード メニュー構成を変更し、文字サイズなどを大き目とすることで、より操作を簡易にし、携帯電話に不慣れな高齢者の利用に対応
  • ティーンズモード 使い勝手はそのままに通話時間やメール送受信数を制限することで使いすぎや、子供に持たせる場合のトラブルを未然に防ぐ

 スマートモードは、採用au端末が増えている。メニューをより具体的な目的表現に変更、長押し操作を基本的に排除して操作をより分かりやすくしている。例えば、待受画面で決定キーを押してメニューを表示させると、先頭から「電話を使う」「メールを使う」「カメラを使う」といった機能が並ぶ。またアドレス帳キーを押すと、まず「見る」「登録する」という選択メニューが表示され、メールキーを押すと「Eメール」「Cメール」の選択メニューが表示されるといった具合だ。

スマートモードのメニューには通常モードにはない機能も並び、さらに縦一列にして操作を分かりやすくしている。選択肢ごとの解説も表示される

 ティーンズモードでは利用可能な機能や操作体系は変わらないが、月当たりの通話時間とメール送信数を制限できる。ただし最大5件登録できるペア相手への通話、ペア相手を送信先に含んだメール送信は制限を受けないようになっており、それぞれ制限を越えた場合でも緊急連絡用としての機能は果たす。またアドレス帳に登録されていないメールアドレスからのメールは、受信はするが本文や添付ファイルは受信できないようになっている。

(左)通話分数とメール送信回数は、制限量と現在の利用上を確認できる。(中、右)アドレス帳に未登録の相手からのメールは、送信相手と題名のみの受信になるほか、既に本文まで受信済みのメールでも画面のように本文を見ることはできない。親子で共用する場合など、通常モードで受信したメールを子供に読ませないといった用途にも使える。アドレス参照機能なども無効になり、簡単にはアドレス帳登録もできない

 ティーンズモード中は、ロック番号が分からないとティーンズモードを解除できないことはもちろん、ペア相手の登録/解除や、ペア相手の登録内容修正、時刻の変更などができなくなっており、制限の回避もできなくなっている。

 EZWebやアプリにはティーンズモード独自の制限はないが、こちらは基本機能として持っている利用制限機能を利用すればいい。メールを参照しての送信元アドレスの登録や、メール本文に含まれるURLへの参照接続も制限され、子供が興味半分でスパムメールなどを参照したり、メールからワンタッチでWebサイトに接続することも防げる。料金面での使いすぎ防止や、出会い系サイトなどの利用によるトラブル発生の未然防止には十分役立ちそうだ。

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