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» 2005年09月30日 17時43分 公開

AV機能だけではない「W32H」の基本機能をチェック(2/4 ページ)

[坪山博貴,ITmedia]

及第点のアドレス帳とメール機能だが、連携機能はいま一つ

 アドレス帳はタブ式のごく一般的なタイプ。左右キーでタブ間の移動が可能で、数字キー、例えば「2」キーを押すと「か」「き」「く」の先頭にフォーカスが移動するタイプだ。決定キーを押して詳細表示に移行すれば、登録されたEメールアドレスを選択してのメール作成も可能だ。フォントサイズは3段階に変更でき、リスト表示の場合最小フォントサイズ(中)で8段表示、最大フォントサイズでも5段表示が確保されている。

アドレス帳のフォントサイズは3段階に切り替えが可能。最大サイズでは登録番号を省略するといった情報量確保のために工夫も施されている。写真入りの一覧も可能だ

 Eメールは振り分け機能が充実している。Eメールアドレス、アドレス帳のグループに加え、件名での振り分けも可能でメーリングリストの振り分けにも対応できる。Eメールアドレスと件名は部分一致でも振り分けされるため、自由度が高い。例えば会社で「@xxx.abc.co.jp」「@yyy.abc.co.jp」といった風にサブドメインを使って複数のドメイン名を利用している場合でも「abc.co.jp」だけで振り分けられる。また送信済みメールも同様に自動振り分けが可能で、特定の相手に送信したメールのみフォルダ分けしておき、他の相手へのメールは定期的に削除、といった使い方も簡単だ。

メールのフォルダ自動振り分けはフォルダごとに複数条件を設定可能で、メールアドレスでの振り分けと件名での振り分けの混在も可能。送信済みメールもフォルダ分けが可能で、自動振り分けもできる


メールやEZWebではフォントサイズは5段階に変更でき、最大サイズでもジャギーは気にならない。最小と小の間にもう1サイズほしい気はする

 発着信履歴からのメール作成、メールからの音声発信といった連携も可能だが、ちょっと変則的だ。いずれも「アドレス帳参照」機能を活用したもので、操作ステップが多め。発着信履歴からは「サブメニュー」−「アドレス帳参照」の後、メールアドレス選択の3ステップ、メール一覧からは「サブメニュー」−「アドレス表示」−(送信元を選択して)決定キー−「アドレス帳参照」−電話番号選択の5ステップが必要だ。操作が面倒な代わりに、発着信履歴から同じ相手に登録されている別の電話番号に発信も可能なところは便利だ。しかし音声発着信とEメールの連携という点はあまり力は入っていないように思える。

発着信履歴ではサブメニューを呼び出してアドレス帳参照機能を利用する。アドレス帳の詳細画面からメールアドレスを選択すれば、発着信履歴からのEメール送信ができる。応用はきくが、ちょっと面倒だ

 気になったのはページスクロールだ。右側面にある上下ボタンを利用するようになっており、操作性という点ではあまり感心できない。ただしEメールとEZWebではそれぞれの設定の「スクロール設定」で、上下ボタン長押し時のスクロールを「ページ」に設定できるので、長文メールを読むことが多い人はこの設定を活用したほうがよさそうだ。

EメールとEZWebでは、それぞれの設定で連続スクロールの動作設定が可能。右側面には3つのボタンがほぼ均等に配置されており、ページスクロールキーとしてはちょっと使いにくい印象だ

 日本語入力は「ATOK+APOT」。読み予測変換機能と次文節予測機能を持ち、初期状態での候補登録数も豊富でカタカナや英文字の固有名詞の登録数も多い。かな入力のまま英数カナに変換する「英数カナ変換」も装備する。

読み予測、次文節予測共に初期状態から十分な候補数が準備され、内容も悪くない。カタカナ表記や英単語も豊富に辞書に準備されている

 少々気になったのは、英数カナ変換に全く学習機能がないことだろうか。予測候補への反映は好き嫌いもあるだろうが、筆者は英数カナ変換を多用するためやはり何らかの形で学習してほしいと思う。

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