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» 2005年09月30日 17時43分 公開

AV機能だけではない「W32H」の基本機能をチェック(1/4 ページ)

SD-Audio、FMラジオ、FeliCaなど対応機能のトピックが多い「W32H」だが、携帯電話としての基本機能の出来はどうか。デザインからアドレス帳、メール、制限機能などをチェックした。

[坪山博貴,ITmedia]

 W32Hは日立製作所製のau向けWIN端末。「EZ FeliCa」や「au ICカード」など最新機能に対応しているほか、日立製端末として初めてSD-Audioに対応するなど着目点は多い。今回は前回のオーディオ機能編に続き、携帯電話のとして基本機能を中心にチェックしていこう。

多機能さを意識させない柔らかいデザイン

 W32Hは、本格オーディオプレイヤーとしての利用を可能とする「SD-Audio」、対応するAV機器でminiSDカードに録画した動画の再生が可能な「SD-Video」、FMラジオが楽しめる「EZ FM」にも対応する。対応するAV機能の数では先行した「W32SA」におよばない部分もあるが、かなりAV指向が強い端末だ。

直線を基調に、4隅や背面が緩やかなアールを描いたデザインを採用。スピーカーカバーも兼ねる部分はメッシュ加工されるなど、デザインにはかなり凝っている。内側、外側ともにツートンカラーだ


ヒンジ部も綺麗に内蔵された都合上、完全に開いた状態ではディスプレイ側が少し底面から出っ張る形になる。もちろん特に不便があるわけではない

 形状はスタンダードな折りたたみタイプだが、真上から見ると長方形の角を丸く削り取ったような個性的なデザインだ。トップカバーや底面もエッジ部分は滑らかな曲線で構成され、かなりデザインに凝っている。ディスプレイ側と操作部側の接合部は少し内側に食い込んだようなデザインになっており、開けやすいあたりには、単にデザイン志向なだけではなく使い勝手への配慮も感じる。特にコンパクトタイプではないが、128グラムの重量は重いという印象は感じない。

 既に冒頭で触れた機能以外をまとめると下記の通り。

  • メインディスプレイは2.2インチのQVGA(240×320ピクセル)で6万5千色表示
  • 背面のサブディスプレイは1インチの64×96ピクセルで6万5千色表示
  • 有効画素数128万画素のCMOSカメラユニットを搭載
  • セキュア対応miniSDスロットを装備

 さらに定額でもPC向けWebサイトのフルブラウジングが可能な「PCサイトビューアー」、メール添付やminiSDに保存した、Word/Excel/PowerPoint/PDFドキュメントが閲覧可能なPCドキュメントビューアーも搭載する。アミューズメント指向も強いが、ビジネス利用で便利な機能もそつなく搭載している。

PCサイトビューアー(フルブラウザ)は「W21CA」や「W31T」と共通。このようにコンテンツを縦一列に並びかえ、縦スクロールだけでサイト全体を閲覧できる。メールに含まれるURLを直接PCサイトビューアーで閲覧できるのはうれしい。PCドキュメントビューアーは拡大縮小/スクロールスピードで定評のある「Picsel Viewer」を使っている。使用感は極めて快適だ

 メインの操作部はフレームレスのキーを採用しており、1つ1つのキーサイズを大きく確保している。フレームレスキーはシニア向け端末などでの採用が多いが、野暮ったさも感じずうまくデザインされている。照明も文字やアイコンが透過する方式で、暗所でもすべてのキーがしっかり浮かび上がり操作しやすい。ストロークも十分確保されているのだが、キーサイズが大きいせいか少々ぐらつきを感じる点が少々不満なところだろうか。

いわゆる「でかキー」採用のフレームレスタイプ。バックライトも刻印が浮かび上がるタイプで暗所での認識性も極めて良好だ
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