ドコモ、通期を上方修正

» 2005年10月28日 19時38分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 NTTドコモは10月28日、2005年度上半期の決算を発表した。既報のとおり減収増益。ただし売り上げの下げ幅は縮小している。これに伴い、通期の予想を上方修正した。

当初予想 今回予想 増減額
売り上げ 4兆8050億円 4兆7840億円 −210億円
(内)携帯電話収入 4兆660億円 4兆1270億円 +610億円
営業利益 8100億円 8300億円 +200億円

 「ARPU(ユーザー1人あたりの収益平均)、MOU(1契約あたり月間平均通話時間)の減少幅も縮小傾向。解約率も引き続き低水準に維持できた」と中村維夫社長。

 年間純増数を当初予想よりも20万増やし、208万契約増に修正。またARPUも当初予想の80円増しとなる6850円とした。上期0.81%まで減少した解約率も、通期で0.85%と前年同期を0.05ポイント程度下回る見込みだ。

 一方で、「電池パックの無償取り替え」などの施策により端末利用が長期化。FOMAへの移行速度も少々鈍化しつつある。2006年3月末のFOMA契約数を2410万から2350万へと下方修正した。

2006年、料金システム更改──よりフレキシブルなシステムに

 売り上げ、営業利益の修正と併せて、設備投資額も見直しを行った。当初予定から230億円増やし8710億円とする。「FOMAの強化。ネットワーク設備の増強を前倒しする」(中村社長)のが狙い。屋内基地局の設置数を、当初計画より500増しの6000、屋外基地局は300増しの2万3900とする。

 もう1つの狙いは料金システムの改良だ。ドコモが今後新しい料金プランを投入していく際に、迅速に対応可能なシステムを構築する。「早ければ来年秋を目指して全面更改する。FMCとは関わっていない」(中村社長)

 下期の戦略は新端末+料金プランの強化だ。「902iなど新商品を出して、端末のラインアップ強化を考えていくのが王道。またじゃっかん代理店手数料にも配慮する(手数料をアップする)。料金面では、11月の新料金プラン、そして今回発表した12月の新プランだ」(中村社長)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月10日 更新
  1. なぜドコモは「値上げ」に踏み切れないのか? 背景にある通信品質、5G設備投資の遅れが足かせに (2026年05月09日)
  2. Suica、JRE POINTのキャンペーンまとめ【5月9日最新版】 ポイント3倍や2万ポイント還元あり (2026年05月09日)
  3. 楽天モバイルの「Pixel 10a(128GB)」、MNP+ポイント還元で実質1万3760円【スマホお得情報】 (2026年05月08日)
  4. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  5. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【2026年5月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年05月07日)
  6. 「ahamoだけ通信速度が遅い?」――ネットの声に「そんなことはない」とドコモ前田社長が一蹴 (2026年05月08日)
  7. ソニーが新型「Xperia」の発表を予告、5月13日にYouTubeで独占配信へ (2026年05月08日)
  8. ドコモの通信品質はどう改善したのか、前田社長が解説 3G停波が寄与、5G SAの拡大も (2026年05月08日)
  9. ドコモ、MNPが転入超過も25年度は減益 山手線の速度77%改善などネットワーク強化もアピール (2026年05月08日)
  10. なぜPayPayは「プラチナカード」を急がない? 中山CEOが語る若年層シフトとゴールド強化の狙い (2026年05月08日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年