細かい部分でもF901iSからバージョンアップが図られた。ノンセキュアAACに対応する音楽機能は専用メニューが採用され、ダイヤルキー1の長押しで起動する(別売りのスイッチ付きイヤホンマイクを使用する場合は、スイッチの長押し)。iモードやメール作成をしながらのバックグラウンド再生や、シャッフル再生も可能になっている。
ただ音楽再生機能については今後、著作権保護機能を入れることも検討しているという。「今後はminiSDの著作権保護付きのデータを扱っていくという方法で、保護機能を付けていくことを検討している」(同氏)
文字入力システムはジャストシステムのATOKを富士通としては初めて採用。また、圏外から圏内に入ると自動的にメールを送信する「圏外自動送信機能」、メールに簡単操作で返信できる「クイック返信」も搭載された。
富士通と三菱電機はSymbianベースのFOMAを共同開発しており、両端末のUIや機能は似たものが多い。902iシリーズでは、やはり共同開発を行っているNECとパナソニック モバイルコミュニケーションズの端末が、UIにそれぞれのメーカーらしさが出てきたことで注目を集めたが、富士通と三菱も今後は独自性を打ち出していくのだろうか。
「今後は変わってくる可能性が高い。これまではSymbian OSの使い方を学んでいた時期。プラットフォームから上の段階では独自のやり方を試せるので、今後は使い勝手にも差が付いてくるはず」(同氏)
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