カミーユのMkIIが流石の強さ〜「Zガンダム」劇場版の余韻はモバイルでモバイルコンテンツ・プチレビュー(1/2 ページ)

» 2005年12月02日 14時38分 公開
[大戸島さんじゅうご,ITmedia]

 時代の移り変わりに関わらず、高い人気を見せる「機動戦士ガンダム」。最近でも、Zガンダムの劇場版第1作「星を継ぐ者」のDVDが劇場版第2作「恋人たち」の公開に合わせて発売されるなど、劇場とDVDの両方で盛り上がりをみせている。限定版のガンプラが発売されるなどのトピックもあり、ガンダムファンにとって忙しい季節になっているのではないだろうか。

 携帯コンテンツにもガンダムシリーズを扱ったものが非常に多く、ここ数カ月で見てもさまざまなゲームが配信されている。個人的には、劇場やDVDで作品を見たあとなのでこれらのゲームが気になってしょうがない。そんな中で、今回プレイしてみたのは、「機動戦士Zガンダム 地球圏へ」だ。

 機動戦士Zガンダム 地球圏へは、オーソドックスなシミュレーションゲーム(SLG)。ターンごとにユニットを移動させながら、装備している武器を使って敵機を撃破していく。キャラやモビルスーツ(MS)に“成長”の要素はないが、攻撃行動を重ねていくと「SPゲージ」がたまり、MAXになるとダメージの大きい必殺技が放てるようになる。また、ストーリーはテレビシリーズを元にまとめられており、カミーユがガンダムMk-IIを奪う「黒いガンダム」から地球へ降下する「大気圏突入」までの全6ステージが楽しめる。

Photo (C)創通エージェンシー・サンライズ(C)BANDAI NETWORKS
コンテンツ名 「機動戦士Zガンダム 地球圏へ」
料金 月額315円
対応機種 FOMA 900、901iシリーズ、30kのQVGA端末(505、506、700、701iシリーズ)
アクセス FOMA:「メニューリスト」→「ゲーム」→「アクション」→「ガンダムType-A」 ムーバ:「メニューリスト」→「ゲーム」→「ゲーム1」→「アクション」→「ガンダムType-A」

簡単なシステムだからこそ戦術が重要になる!?

 携帯向けのゲームということで、システムもそんなに手の込んだものでなく、ちょっとした移動の合間や待ち時間などで気軽に遊べるシンプルな作りになっている。ユニットが選択するのは主に「攻撃」か「移動」のみ。とはいえ、ステージによっては敗北条件に厳しいものが提示されるので、シンプルなシステムだからといって侮ってはいけない。

 いかに、自分たちはダメージを受けずに敵MSを撃破していくかなど、限られた戦力の中で勝利するための戦術が必要になるのだ。例えば、MSの持つ射程距離なども重要なポイント。相手の間合いや自分の武器の間合い、それらを頭の中に入れて戦いを進めていくのが基本となりそうだ。

 そんな中、さすがというか、やはりカミーユのガンダムMk-IIやクワトロの百式は強くHPも高いので、そう簡単に撃破されることはない。だが、油断していると「クリティカルヒット」という思わぬダメージで泣くことも。力押しばかりでは通用しなくなる場面もあって、自分のユニットのやりくりに頭を悩ませることもしばしば。まあ、そうやって悩むことがなければ、この手のシミュレーションは退屈なものになっちゃうんだけどね。

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