カミーユのMkIIが流石の強さ〜「Zガンダム」劇場版の余韻はモバイルでモバイルコンテンツ・プチレビュー(2/2 ページ)

» 2005年12月02日 14時38分 公開
[大戸島さんじゅうご,ITmedia]
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 敵MSに戦闘を仕掛けたり、逆に攻撃を受けたりすると戦闘シーンが展開されるのだが、これを見ずにマップ上で結果だけ表示することも可能。そうすれば、テキパキと戦闘が進むので展開も早いだろう。しかし、ここはできるだけ戦闘を見ることをオススメしたい。せめて主要キャラ同士の戦闘だけでも。

 用意されている戦闘シーンは、派手なアクションがあるわけでもないし、攻撃手段のバリエーションも言ってしまえば少ない。だが、感情的な発言で申し訳ないが、そのあたりはこの世界を楽しむ意識が重要と思うわけで……。ダメージ値がマップ上で表示されるだけの味気ないものよりも、セリフを言いながら相手に攻撃を仕掛け、それを避けるか食らうかの緊張感はもちろん、アニメからの回想も甦る、そこがこういったゲームを楽しむ1つのファクターだと思う。

シナリオの続きを熱望する人がここにいます!

 シナリオが全6話と少ないので、登場するキャラやMSがかなり限られるのはちょっと残念。これからシナリオが追加されていくのであればいいが、このまま終わってしまってはもったいない。システムに関しては現在のままで文句はないので、単純にシナリオさえ追加されていくだけで十分だ。

 もちろん、新しい要素が追加されるのには歓迎。たとえば、途中でシナリオの分岐点があって“テレビ版”にいくか“劇場版”にいくか分かれるだけでも、かなり違うと思う。劇場版では結末がテレビ版と異なると富野監督も言っていたので、そういった要素がここに反映されてもいいのかなと思った。

 それにしても、このゲームでは出番も少ないのに、その情けなさを晒しているジェリドという男はやっぱり面白いキャラだなぁとつくづく思う。

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カードダスでカードを集める楽しみも

 この「機動戦士Zガンダム 地球圏へ」で遊ぶと、“カードダスポイント”なるものが次第に溜まっていく。このデータを送信すると、iモードサイト「ガンダムType-A」でポイントに応じたカードダスが引けるのだ。ゲームを遊んだあとのささやかなお楽しみで、これはコレクション心を少しくすぐられる。

 カードの種類には「ガンダムSEED」や「SEED DESTINY」「機動戦士ガンダム」と3種類あり、好みのカテゴリーから1枚につき20ポイントでカードが引ける。ここは迷うことなく機動戦士ガンダムを選択。カードの引き方にも”強引に引く”や”うかれながら”など、毎回異なった3タイプの選択肢が表示されるのがおもしろい。選択肢でどれだけカードの種類に影響するかは分からないが。

 ちなみに、まだ5回目のチャレンジだというのに3回目の「ドロス」(大型輸送空母)が出た。どれだけの運を使えばこうなるのか、余計なところでいらぬ運を使った自分を呪った。“アムロのように引く”を選んだのがいけなかったのかなぁ……。むしろ、ニュータイプとしての才能が覚醒して、同じカードを必然的に引いてしまったとか……、いやぁ、ないない。

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