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» 2006年03月06日 18時48分 公開

「リモコンソーサー」で家電をリモコン操作してみたレビュー(1/2 ページ)

スギヤマエレクトロンの「リモコンソーサー」(IMR002)は、FOMA端末のテレビ電話機能を利用して、手軽にホームオートメーションやセキュリティを可能にする“円盤”だ。円盤で操作するからソーサー……駄洒落はともかく、早速使い勝手を検証していこう。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 スギヤマエレクトロンの「リモコンソーサー」(IMR002)は、FOMA端末のテレビ電話機能を利用して、手軽にホームオートメーションやセキュリティを可能にする“円盤”だ。外出先から携帯電話を操作すると、リモコンソーサーが赤外線リモコン信号を発し、宅内の電化製品を動かす。たとえば、帰宅前にエアコンのスイッチを入れておけば、ぽかぽかの部屋が迎えてくれるという寸法だ。

photo リモコンソーサーの外観は、まさに黒いUFO。よく飛びそうだ

 最初に書いておくと、リモコンソーサーを利用するには、送信側と受信側で2つのFOMA端末が必要になる。しかも、送信側のFOMAは「M1000」を除くほとんどの機種を使用できるものの、受信側の端末は「901i・701i」シリーズ以降の「P」(松下電器製)か「N」(NEC製)、もしくはFOMA対応カメラの「Nevica-F」「AirView2」に限られてしまう。理由は、リモコンソーサーがFOMAの「遠隔監視機能」を利用するからだ。

photo リモコンソーサーの仕組み

 遠隔監視は、外部からのテレビ電話を自動着信し、FOMAのカメラとテレビ電話機能を使って周囲の様子を映し出すというもの。あまり知られていないが、外出中に室内のペットの様子を見たり、あるいは防犯用の監視カメラとして利用されるケースが多いようだ。インターネットを使う監視カメラなどに比べると回線コストは高いが、煩雑な設定が必要なく、また決まった電話番号以外は着信しないというセキュリティ面の安心感がウリになっている。

 さて、話をリモコンソーサーに戻そう。直径9センチほどの丸いボディは中央部分が盛り上がり、ここに赤外線送信部が入っている。一段高い場所から送出することで、前後左右の信号到達範囲が広がる仕組みだ。また、赤外線発光時を観察すると、複数の発光部が四方八方に向けて赤外線を送出している様子が確認できた。これが前後左右180度をカバーする秘密だ。

photo 表面には、「チャンネル」「学習」「送信」と書かれた操作ボタンとチャンネル番号を示す赤い表示部があるだけ。本体の重量は90グラム
photo 怪しく光る円盤。半透明のドームの中に複数の赤外線発光部が確認できた

 設置の前に、受信側携帯電話で前述の遠隔監視機能を設定する。まず、メニューの「テレビ電話設定」で、対局番号(着信させる番号、この場合、操作する側の携帯電話番号)や応答時間(初期出荷時は5秒)を指定。遠隔監視機能をオンにすると設定は完了だ。なお、受信側FOMAがマナーモードになっていると自動着信できないのでオフにしておく。

 設定が済んだら、同梱されている専用ケーブルを使ってリモコンソーサーのミニピンジャックと、受信側FOMA端末のヘッドフォンジャックを接続する。赤外線の伝達距離は約5〜7メートルのため、一般的な6〜8畳程度の部屋ならほとんどの家電を操作できるはずだ。室内の様子を監視する場合は、携帯電話のカメラが室内を見渡せるように設置する。

photo 設置作業完了。欲を言えば、壁掛け用のネジ穴なども用意してほしかったところか
photo 専用ケーブルを使ってリモコンソーサーのミニピンジャックと、受信側FOMA端末のヘッドフォンジャックを接続。アダプタも同梱されている

 次は学習作業だ。リモコンソーサーは、8種類(8チャンネル)の赤外線リモコン信号を学習可できる。「チャンネル」ボタンで学習させたいチャンネルを選択し、「学習」ボタンを押すと、チャンネル表示が点滅を始めるので、その間に学習させたいリモコンのボタンを押す。点滅が点灯に変わったら学習成功だ。学習用の赤外線受光部はドームの脇にあるため、学習させたいリモコンを円盤の真上で構え、下に向けてボタンを押す形になる。

photo 筐体が真っ黒でわかりにくいが、学習用の赤外線受光部はドームの脇にある。このため、学習させたいリモコンを円盤の上で構え、下に向けてボタンを押す
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