家電量販店のノジマ、コジマ、テレマックスの全店舗で、おサイフケータイを利用したクレジット決済サービス「iD」(2005年11月8日の記事参照)が導入される。
また、國學院大學の生協もiDに対応、購買部などの決済でiDによるクレジット決済ができるようになる。また國學院大學では、iDが利用できるクレジットカードも発行する。iDが利用できる大学向け提携カードは初めて。
コジマと三井住友カードは3月29日、コジマ全225店舗で4月1日からiDを導入すると発表した。ユーザーは、おサイフケータイを専用の読み取り端末にかざすだけで、サインレスでクレジット決済が可能になる。
また同日、ノジマと三井住友カードは4月末までに、NTTドコモのFeliCa対応携帯(おサイフケータイ)を活用したケータイクレジットサービス「iD」を、ノジマ全69店舗に導入すると発表した。また、テレマックス全41店舗にも、5月末までに導入するという。読み取り端末の設置は三井住友カードが担当する。
ノジマでは今後も、ノジマポイントカードのおサイフケータイ対応や、決済時におサイフケータイへクーポン券などを配信できる「トルカ」対応サービスなどを提供していく考えだという。
おサイフケータイを利用するクレジット決済サービスは、iDのほかに「QUICPay」「スマートプラス」があるが、QUICPayやスマートプラスに比べ、家電量販店への対応に積極的な点は、iDの特徴といえる。ノジマ、コジマのほか、ビックカメラやヨドバシカメラ、上新電機もiDを導入している。
三井住友カードと國學院大學生活協同組合は3月29日、國學院大學生協にiDを導入すると発表した。3月30日から購買部で利用できるようになる。
当初は購買部のみの対応となるが、今後は食堂などへの対応も進めていく意向。また三井住友カードは、渋谷やたまプラーザなど、キャンパス周辺で学生が集まる店舗を中心に、iDの加盟店開拓を行うとしている。
また國學院大學の学生・教職員を対象に、両社が提携して発行している「國學院生協VISAカード」が、今春からiDに対応する。
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