NTTドコモ“音のQRコード”を開発

» 2006年04月13日 19時55分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 NTTドコモは4月13日、URLやテキストなどのデータを、音楽や音声などのオーディオ信号に乗せて送信し、携帯電話で受信できる「音響OFDM」技術を開発したと発表した。複数の周波数を同時に使って並列伝送を行う「OFDM変調技術」を、音響領域に応用したもの。OFDM変調したデータは、オーディオ信号の周波数分布に合わせて調整することにより、ノイズや音質劣化など、音を聞いたときの影響も少なく抑えているという。

 音響OFDM技術でデータを乗せた音声に、携帯電話を近付けて音を「聴かせる」と、デコードしたデータが携帯に表示される。約100文字のテキストを、約1〜2秒で送信できる。実際に利用する場合は、放送を送信する側に専用のエンコーダーが必要になるほか、携帯電話にもデータをデコードする仕組みを入れることになる。

 ドコモでは「テレビやラジオのほか、ショッピングセンターやスーパーなどで放送を流し、そこにURLなどのデータを載せて、携帯でデータを受信してもらうといった利用法を考えている」(広報部)としており、“音のQRコード”“音のトルカ”のような使い方が想定されているようだ。

 ドコモによれば、データを音声に載せて送信する類似の技術としては他に、超音波にデータを載せる「超音波伝送方式」がある。しかし音響OFDMでは、超音波ではなく一般のスピーカーで出せる波長の音声波にデータを載せられることから「一般のスピーカーが利用できる。また、1kbpsと送信スピードが高いのが特徴」(ドコモ広報部)としている。

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