デジカメっぽく使える「SO902i」、難点は再生の遅さか荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/4 ページ)

» 2006年04月27日 02時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 十字キーを上(つまり右キー)に入れるとライトのオン/オフ、下(つまり左キー)に入れるとシーンモード、左右(つまり上下キー)に入れると露出補正(いわゆる明るさ調整)となる。露出補正は±1/3段ずつで、それぞれ1段分の補正が可能だ。

 中央の決定キーは再生モードに割り当てられている。メールキーがメニューだ。操作感は「デジカメ」そのもので、ソニーの「Cyber-shot」よりメニュー操作が分かりやすく感じたほど。

(左)デジカメっぽくて使いやすいメニュー。撮影メニュー、調整メニュー、設定メニューに分かれていて十字キーで操作する(右)調整メニューではホワイトバランスや測光モードなどを選択できるが、機能的には最小限

 シーンモードはほとんどCyber-shotと同じ。ビーチ&スノー、人物、パーティ、夜景、風景、スポーツ、暗闇。この中でSO902i独特なのが「暗闇」モード。名前からして面白いが、暗闇モードにすると画面が増感されて暗いところでも見えやすくなり、より高感度&スローシャッターが使えるようになる。その分ブレやすいが、けっこう暗い部屋でもそれなりに撮れるので有用だ。小さなボディであることを考えれば、これだけの機能を備えたのは立派。

(左)撮影時の画面。上下のガイドは消すこともできる(右)シーンモードはほぼCyber-shotに準拠。ISO800まで上げられる暗闇モードがなかなか面白い

 ただ、全体的に時間がかかるのは難点。今回はメモリースティックPro Duoを用意してそこに保存したのだが、保存に時間がかかった。例えば3Mモードの場合、撮影してから保存画面になるまで約2.5秒。そこから保存作業が終わるまで約7.5秒かかった。VGAサイズにした場合でも、約2.5秒とちょっと遅め。

 さらに気になるのが再生だ。例えばメモリースティックDuoに3.1Mで記録された画像が40枚ほどある場合、データフォルダからメモリースティックを選んで再生させようとすると、1画面4行分のリストを表示するだけで15秒前後待たされた。これはちょっとつらい。で、3Mモードの画像を表示するのに読み込み、展開合計で約21秒。VGAサイズだと約15秒かかる。

 ちょっと残念。

(左)ホワイトバランスはこのように5種類(右)動画撮影時。シャッターで撮影開始で、メール用に時間制限付きのモードもある

 では画質チェックだ。

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