十字キーを上(つまり右キー)に入れるとライトのオン/オフ、下(つまり左キー)に入れるとシーンモード、左右(つまり上下キー)に入れると露出補正(いわゆる明るさ調整)となる。露出補正は±1/3段ずつで、それぞれ1段分の補正が可能だ。
中央の決定キーは再生モードに割り当てられている。メールキーがメニューだ。操作感は「デジカメ」そのもので、ソニーの「Cyber-shot」よりメニュー操作が分かりやすく感じたほど。
シーンモードはほとんどCyber-shotと同じ。ビーチ&スノー、人物、パーティ、夜景、風景、スポーツ、暗闇。この中でSO902i独特なのが「暗闇」モード。名前からして面白いが、暗闇モードにすると画面が増感されて暗いところでも見えやすくなり、より高感度&スローシャッターが使えるようになる。その分ブレやすいが、けっこう暗い部屋でもそれなりに撮れるので有用だ。小さなボディであることを考えれば、これだけの機能を備えたのは立派。
ただ、全体的に時間がかかるのは難点。今回はメモリースティックPro Duoを用意してそこに保存したのだが、保存に時間がかかった。例えば3Mモードの場合、撮影してから保存画面になるまで約2.5秒。そこから保存作業が終わるまで約7.5秒かかった。VGAサイズにした場合でも、約2.5秒とちょっと遅め。
さらに気になるのが再生だ。例えばメモリースティックDuoに3.1Mで記録された画像が40枚ほどある場合、データフォルダからメモリースティックを選んで再生させようとすると、1画面4行分のリストを表示するだけで15秒前後待たされた。これはちょっとつらい。で、3Mモードの画像を表示するのに読み込み、展開合計で約21秒。VGAサイズだと約15秒かかる。
ちょっと残念。
では画質チェックだ。
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