「FMラジオは瞬時に起動します」――小型FOMA、SA702iのウリとは

» 2006年05月29日 22時48分 公開
[杉浦正武,ITmedia]
三洋電機の横田氏

 GPS搭載のFOMA端末。そんな紹介のされ方をすることが多い「SA702i」だが、実はFMラジオ搭載というのも注目のポイントとなる。auではFMラジオチューナーを搭載した端末は多いが、ドコモでラジオ対応端末というとPDCの「RADIDEN」(2005年9月26日の記事参照)や「Music PORTER」シリーズなど、まだ限られているのが現状だ。

 三洋電機のパーソナルエレクトロニクスグループ テレコムカンパニーの国内携帯電話ビジネスユニット、商品企画二課の横田希氏に、SA702iの細かい強化ポイントを聞いた。

瞬時に起動するラジオ

 SA702iに内蔵されたFMラジオは周波数76MHz〜108MHzをカバーし、テレビの1〜3チャンネルも聴けるようになっている。全国47都道府県の放送局の周波数が予めプリセットされており(5月12日の記事参照)、選局も手軽だという。

メニュー画面。カーソルを合わせるとそのアイコンに割り当てられた機能が説明される

 FMラジオの連続聴取時間は、イヤフォン出力時で約55時間。スピーカー出力時は、約20時間となっている。FMラジオをアラームに設定することも可能で、「ラジオメモ」機能を使えばFMラジオの放送をminiSDなどに最大120分まで録音できる。

 横田氏は、1つ注目してほしいのが「起動の早さ」だと話す。三洋電機製FOMAは動作がキビキビしていると定評があり(2005年8月2日の記事参照)、SA702iでもそれは変わらないが、動作の速さを最も感じられるのがラジオだ――とのアピールだ。「auのようにアプリを起動するわけではないため、押した瞬間にラジオが起動する」。実機で確認したが、確かに1秒とかからずラジオが起動した。

Photo 既報のとおり、GPSは電子コンパスを搭載する。従来もソフトウェアベースでヘディングアップは実現していたが、歩き出す瞬間に電子コンパスでのヘディングアップを行えるようになった。写真は端末を水平方向に180度ひっくり返したところで、画面もこれに合わせてくるりとひっくり返る

「70xiDではないが、これもデザインケータイだ」

 横田氏は、SA702iはデザインにこだわった端末だとアピールする。うたい文句は「URBAN SPORTY DESIGN」で、“休日や仕事帰りに友人や恋人と、アクティブにスポーツを楽しむ”ユーザーをターゲットにしているという。

 「702iDシリーズがデザインケータイとして売り出されたが、SA702iも自社デザイナーの作品とはいえ『デザインケータイ』だという意識でいる」。持ちやすくするためにヒンジ部から下方に向かうに従って2ミリ程度細くし、またこれに合わせて切れ込みを入れたようなデザインは「スポーツウェアを参考にした」とのこと。

Photo 折りたたんだ状態で正面から見たとき、ヒンジ部から下に向かうにつれて徐々に細くなっている
Photo ダイヤルキーのフォントは、「ホワイトブラック」は普通だが「ブラックブルー」は斜体字(イタリック)、ピンクホワイトは明朝体となっている。こうした細かいこだわりもデザインケータイには重要だ

 GPSのアンテナにFMアンテナも搭載しながら、サイズはSA700iSよりコンパクトになっているのもポイントだと横田氏。実際、スペックで比較すると約101×51×25ミリだったものが約98×50×21ミリとなり、より薄型化を実現している。

Photo 厚さ21ミリ。ちなみにFMアンテナは端末左側面に、通話用アンテナはヒンジ寄りに、GPSアンテナはヒンジの反対側の下端にそれぞれ配置されている

強化されたAdvanced Wnn

 文字入力周りも強化されているのだと、横田氏は話す。三洋電機製端末はこれまでAdvanced Wnnを採用してきたが、新機種である「SA702i」と「W33SAII」はこの進化版である「Advanced Wnn α」を搭載している。

 これは、語彙数を約11万5000語から約17万6000語に、また学習データ用メモリーを約32Kバイト(約900語)から約128Kバイト(約3600語)にまで増強したもの。「アルゴリズム自体は変わっていないが、三洋電機の担当者がオムロンさんと苦労して変換機能を強化した」。これによって入力は、かなり改善されたとした。

Photo SA702iのデータBOXは約25Mバイト。ちなみにゲームアプリは「AGE of EMPIRES II MOBILE」がインストールされている
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