意外と電話で話してる? W-ZERO3ユーザーモバイル編集部、ただいま取材中

» 2006年06月08日 10時02分 公開
[園部修,ITmedia]

 6月6日に、ウィルコムが新バージョンの「W-ZERO3」を発表した。その発表会場で、同社の執行役員コンシューマ営業本部長の土橋匡氏が「平均的なW-ZERO3ユーザーの利用動向」として示したのが下のスライドだ。

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 意外だったのは、ユーザーが毎月平均105分(1時間45分)も音声通話を利用していること。あの大きなW-ZERO3を電話のように耳に当てて通話をしている姿はなかなか想像しにくい(街中でそんな人を見かけたら思わず写真を撮ってしまうだろうというスタッフもいた)。イヤフォンマイクなどで通話している可能性もあり、実体は不明だが、電話として使っている人が結構いるわけだ。

 105分という時間は、1日に5分程度話していると仮定したら、平日はほぼ毎日W-ZERO3を電話として使っている計算になる。また、この時間はあくまでも平均値なので、これより長く使っている人も当然いるわけだ。まさか「実はW-SIMを差し替えてTTで電話をしていた」とかいうオチがあったりはしないだろうが……。ちなみにデータ通信は1カ月で平均64Mバイトとのこと。

 個人的には、翌7日にノキア・ジャパンが2006年秋からの国内発売を発表した「E61」の方がまだ抵抗なく電話として使えるように思う。E61はポケットに入る大きさだし、形もどことなく携帯の面影を残している。同じフルキーボード搭載端末といっても、携帯の進化系であるE61とPDAの進化系であるW-ZERO3を同じ土俵で比べるのは酷というものか。

 そんなことを考えていたら、6月8日にはドコモがQWERTYキーを搭載した「BlackBerry」端末を調達するというリリースを出した。こちらはコンシューマー向けに発売する予定はないようだが、フルキーボード搭載端末の市場がにわかに活況を呈してきた。そのうちフルキーボード搭載端末で電話をする姿も普通の光景になるのかもしれない。

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