AppleのiPhoneが半年以内に登場?

» 2006年09月12日 09時21分 公開
[Scott Ferguson,eWEEK]
eWEEK

 9月12日(米国時間)に予定されている大型発表の一環として、Appleのスティーブ・ジョブズCEO(最高経営責任者)は映画配信と大容量ビデオiPodによるデジタルエンターテインメントへのさらなる進出について語る見込みだ。

 この日には発表されないと見られているのが、長らく噂されてきたAppleの自社ブランドの携帯電話兼音楽プレーヤー「iPhone」のデビューだ。

 それでもアナリストの1人は、iPhoneは4〜6カ月以内に市場に登場し、Appleが最初の1年で800万〜1200万台のiPhoneを売る可能性があると考えている。

 「われわれはこれまで同様、Appleが4〜6カ月以内にiPhoneを発表すると予測している」とPiper Jaffrayの上級アナリスト、ジーン・マンスター氏は11日付のリサーチノートで述べている。「とは言え、iPhoneの完成あるいは立ち上げが近いという具体的な証拠はまだ見られない」

 マンスター氏は、Appleが2007年までに携帯電話市場に参入すると結論づけた根拠を4つ挙げている。同氏は、同社が1999年にiPhone.orgというドメイン名を登録し、2006年1月に「Mobile Me」という商標を取得したことを指摘する。

 また、日本の携帯電話キャリアのソフトバンクがAppleと新端末の共同開発で合意したとの報道を同氏は引き合いに出した。最後に、同氏はAppleのピーター・オッペンハイマーCFO(最高財務責任者)の6月19日の音楽携帯電話市場に関するコメントを挙げた。

 マンスター氏はリサーチノートで、iPhoneは2007年中に市場に登場すると予測している。同年1月8日から始まるMacworld Expoか、年初の特別イベントで発表されるかもしれない。

 同氏はiPhoneの価格を300ドルと見ている。iPod nanoの2Gバイトモデル(199ドル)とハイエンドの60GバイトiPod(399ドル)の中間だ。

 「iPhoneを購入しそうなのは、これまで比較的価格の高いHDD搭載iPodを持っていた人々だろう」(同氏)

 iPhoneの営業利益率はPalmと同程度のおよそ10%になりそうだ。

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