ドコモほか全7社、次世代通信ネットワークを策定する団体を設立

» 2006年09月15日 14時44分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモ、中国のChina Mobile、蘭KPN、仏Orange、米Sprint Nextel、独T-mobile、英Vodafoneの7社は9月14日、次世代モバイル通信ネットワークの共通のビジョンとその実現に向けたロードマップを共同で策定する英国法人「NGMN Limited」を設立した。

 NGMN Limitedは、HSDPAやHSUPA、EVDOに続く次世代モバイル通信ネットワークに共通するビジョンと、それを実現するためのロードマップを共同で策定することを目的とする団体。これまでも上記7社は、「The Next Generation Mobile Networks(NGMN) initiative」という名称で次世代のモバイル通信ネットワークに共通するビジョン策定活動を行ってきたが、NGMN Limitedを設立して体制を整えることにより、より本格的に検討を開始する。

 NGMN Limitedでは計画の指針として、以下の5つを掲げている。

  1. 効率的な周波数利用および遅延の軽減
  2. 低廉な運用・メンテナンスコスト
  3. 既存ネットワークとの互換性
  4. 高度な認証・セキュリティと差別化されたサービス品質
  5. 端末認証方法の改善

 NGMN Limitedでは設立メンバー7社だけでなく、他の移動通信事業者やインフラ設備・端末関連メーカーの参加、協力を求めていくほか、研究機関や大学へもアドバイザーとしての参加を求めるという。

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