ドコモ、法人向けに「BlackBerry 8707h」を発売──9月26日から

» 2006年09月19日 16時13分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 NTTドコモは9月26日から、加RIM製のモバイル情報端末「BlackBerry 8707h」を発売する(6月6日の記事参照)。販売はドコモ法人営業部門を通じて行い、コンシューマー向けの店頭販売を行う予定はない。

 BlackBerry 8707hはフルキーボードを備えたモバイル情報端末(6月8日の記事参照)。W-CDMA/GSM/GPRSネットワークに対応しており、国内外で通話やメールを利用できる。Bluetoothやmini USBコネクタなどの外部接続インタフェースを搭載し、メーラーやスケジューラ、アドレス帳、メモ帳、計算機、Webブラウザなど、ビジネス向けの各種アプリがプリセットされる。

 なおカメラは搭載しておらず、iモードサービスには非対応。端末は日本語化されていないが、「日本語メールの受信やWebブラウザでの日本語表示は行える」(ドコモ)としている。また、NTT DoCoMo USAが提供しているBlackBerry用日本語入力ソフト「Namimail」を利用すれば、日本語でメールを入力できるようになる。

 ドコモは、端末の発売に合わせて「BlackBerry Enterprise Solution」と「BlackBerry ネットワークサービス」を提供開始する。BlackBerry Enterprise Solutionは、RIMが提供する企業内グループウェアサーバ(Microsoft Exchange、IBM Lotus DominoまたはNovell GroupWise)とBlackBerryを連携させるソリューション。両者間はドコモなどモバイルキャリアを経由し、RIM独自のセキュアなIP接続を行う仕組みになっている。

Photo BlackBerry Enterprise Solutionの利用イメージ

 同ソリューションを利用することで、企業内イントラネットの閲覧や企業内業務用アプリの利用、グループウェア宛てメール送受信などをBlackBerryで行えるようになる。

 BlackBerry ネットワークサービスは、BlackBerry Enterprise SolutionをFOMAネットワークで利用するユーザー向けの料金プランで、月額利用料金は5985円。なおパケット料金はパケ・ホーダイの適用外となり、FOMA各プランの従量料金がかかる。

仕様・スペック 概要
サイズ 約110×69.5×19.5ミリ
重さ 約139.8グラム(電池パックを含む)
連続待受時間(静止時) 3G使用時:約400時間、GSM使用時:約400時間
連続通話時間 3G使用時:約165分、GSM使用時: 約300分
通信方式 3G(W-CDMA)、GSM/GPRS
ディスプレイ 320×240ピクセル、6万5000色以上
外部接続機能 Bluetooth® Ver.2.0(Headset,Handsfree,Serial Profile)mini USBコネクタ(USB 2.0)
カメラ機能
日本語 非対応(ただし、メール、ブラウザでの閲覧は可能)
内部メモリ RAM:64Mバイト(フラッシュ)
入力機能 QWERTYキーボード、トラックホイールなど
主なアプリケーション メーラー、アタッチメント・ビューアー、スケジューラ、アドレス帳、メモ帳、計算機、ウェブ・ブラウザ
付属品 トラベルチャージャー(ACアダプタ)、USBケーブル、スタンダードバッテリー(電池パック)、ヘッドセット(イヤホンマイク)、ホルスター(キャリングケース)

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