端末を開閉するたびに異なる待受画面を表示するのが、最近の“F”端末に搭載されている(三菱端末にも搭載)「ランダムイメージ設定」。この機能がF903iにも入っているのかという質問が届いた。
F903iにもこの機能は搭載されており、「メニュー」→「設定/NWサービス」→「ディスプレイ」→「待受画面設定」→「待受画面選択」→「縦画面設定」→「ランダムイメージ設定」で設定できる。切り替え設定は30分ごと/60分ごと/開閉ごとの3種類から選べる。
F903iの大きな特徴は、ディスプレイ部を右や左に90度回転させると、横表示の画面に切り替わる点だ。待受時やiモード閲覧時、カメラの撮影時、メール作成や閲覧時、アドレス帳閲覧時など、かなり多くのシーンで横画面を利用できる。
気になるのは横画面にしたときに、画面をフルに使った表示になるかどうか。いくつかの機能で試してみた。
試した限りではメール閲覧時やカメラ利用時、フルブラウザ利用時には横画面をフルに生かした形で利用できたが、メール作成時、iモード閲覧時、電話帳閲覧時などには、表示領域は縦画面の閲覧時と同じだった。
横画面でカメラ機能を利用できるF903i。横画面にしたときには撮影した画面も横位置で保存されるのだろうか。
縦画面で撮影サイズを480×640ピクセルに設定した状態でディスプレイ部をスイングさせると、設定が自動で640×480ピクセルに切り替わり、横画面で撮影した画像はしっかり横位置で保存された。ブログなどに投稿する際、画像の縦横を回転させる必要がなく便利だ。
ITmedia読者の関心が高い、ポケベル入力の有無。F903iは残念ながらポケベル入力には対応していなかった。
F903iはロッソ、コバルト、ネーロ、ビアンコの4色をラインアップしている。この中のコバルトは、背面に金属調の加工が施されている。これを鏡の代わりに使えるかという質問が寄せられた。
背面の金属調の部分はまったくの平面ではないため、顔を映すと顔が歪んでしまい、鏡と同じように使うのは難しい。ただ、口紅がとれていないかや鼻毛チェックなど、身だしなみの確認程度には使える
F903iはオートフォーカス機構付きの320万画素CMOSカメラを搭載している。これまでのFは、発話キー(もしくは側面のAFキー)を押すとオートフォーカスが働き、決定キーでシャッターを切るという仕様になっていたが(10月11日の記事参照)、決定キーを押すだけでAFから撮影までできる仕様になったかを気にする声が寄せられた。
試してみたところオートフォーカスは発話キーに割り当てられており、発話キーでオートフォーカスしたあとに決定キーでシャッターを切る仕様になっていた。
カメラが裏面に付いているF903i。スイングさせると半分くらい見えるディスプレイを使って、自分撮りができるのかという質問が届いた。
F903iは端末を閉じた状態ではカメラを起動できず、スイングさせた状態で表示されるのは、日にちと時刻、着信ステイタスのみ。残念ながらディスプレイを見ながら自分撮りはできなかった。
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