P903iの日本語入力システムは「Advanced Wnn V2.1」。基本的にはP902iSと同じバージョンだ。
ただし、辞書登録語数がP902iSの15万語から19万語に増えたほか、操作インタフェースがいくつか進化している。
1つ目は変換候補の表示数。P902iSは2列×3行の6候補であったのに対し、2列×4行の計8候補が表示されるようになった。
2つ目は入力回数軽減の工夫。文章の切れ目となる句読点を入力し、確定すると自動的に本文エリアまで確定してくれるようになった。[決定]キーを押す回数が1回減った。
3つ目は「.」「@」「-(ハイフン)」「_(アンダーバー)」「/(スラッシュ)」など、半角英数入力時によく使う文字キーの位置の変更。P902iSの[*]キーから[1]キーに移った。
最後は、漢字変換中における「英/数/カナ切り替え」機能の追加。例えば「漢全」モードで「か・さ・た・な」と入力し、変換する場合、P902iSも「傘棚」などの日本語変換候補の後に「adgj」「2345」などの候補は表示される。しかし、日本語の変換候補が多かった場合は下キーを何度か押し、その文字を探す必要があった。対してP903iは「英/数/カナ切り替え」機能が用意され、[iモード]キーで、明示的にカナからアルファベット/数字用文字列に切り替えられるようになった。
蛇足だが、メール使用時に便利なTIPSをいくつか紹介しておこう。
受信/送信済みメール内容表示時のショートカットは以下の通り。
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