NTTドコモの“P”端末として、ワンプッシュオープン機構と並んでおなじみとなっているカスタムジャケット。背面のジャケットパネルを付け替えることで、端末を自分好みにカスタマイズできるのが大きな特徴だ。
P903iはベースカラーにホワイト/ブラウン/オレンジの3色を用意し、別途、パールストライプ(ホワイトに同梱)、オレンジ(オレンジに同梱)、シルバー(ブラウンに同梱)、マリンフラワー、ストライプピンク、グリーンタイル、フォトブラック、ドットグレー、ホワイトシェル、クリア、計10種類のカスタムジャケットも販売する。価格はドコモショップ価格で各色925円(税込み)。
さて、毎回新機種が登場するたびに問われるのが「カスジャケは流用できるのか」という質問。
P903iのボディデザインは、P902i/iSと見比べるとスクエアで、より長方形に近い。とくに底面(ディスプレイ先端)の形状を見比べるとその違いがよく分かる。また、銀色のふちで囲まれていたレンズ周りの形状も変わり、背面液晶の位置も異なっている。
そのため、パナソニック モバイルは「形状がかなり異なるので、基本的には流用できない」としている。
なお従来機向けのカスタムジャケットは、純正品以外にサードパーティからも発売され、特徴的な製品も多数登場している(関連記事.1、関連記事.2、関連記事.3)。P903i用も今後、続々登場することだろう。
P903iは背面のカメラレンズ下に2灯のLEDが内蔵され、着信時やメール受信時、音楽再生時、ICカード読み取り時などに淡く光る、「イルミネーション機能」を備える。P902iSに採用した、ドットパターンのような動きも表現する機能は省略されたが(変わりに96×64ピクセル表示対応の1インチ背面液晶が復活)、“光り”の演出は健在だ。
FeliCaリーダーなどICカードの読み取り装置にかざすと点灯する「ICカードイルミネーション」、音楽再生開始時に約15秒間点灯する「ミュージックイルミネーション」のほか、着信時、通話中、不在/未読、クローズ、プッシュトーク、サイドボタン操作の各場面で“光り方”の設定が行える。
なお、装着するジャケットによって光り方もカスタマイズできる。ブラウンカラーに付属するシルバージャケットは蔓のような植物の模様が浮かび上がる仕掛けがあり、無柄のフォトブラックジャケットでは同梱される台紙を挟むと、その柄が透過して浮かび上がる。
ちなみに同梱される台紙は、よくある普通の紙にあらかじめ絵が描かれているだけのもの。そのため、自分好みのものも簡単に自作できる。透明のクリアジャケットも間に絵を描いた紙を挟んだり、色を塗ったりとカスタマイズできる幅が広いが、“光り”も自作できるのはなかなか面白い試みだ。
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