「iPad mini(A17 Pro)」レビュー:M1搭載iPad Pro並みの性能、スマホ感覚のサイズ感も魅力 難点はコスト?(1/3 ページ)

» 2024年10月22日 22時00分 公開
[石野純也,ITmedia]

 iPhone 16シリーズの発表から約1カ月、突如Appleのラインアップに追加されたのが「iPad mini(A17 Pro)」だ。約3年ぶりに登場したiPad miniシリーズの新モデルという位置付けで、機種名からも分かるように、プロセッサにはA17 Proが採用されている。同チップを採用したiPhone 15 Pro/15 Pro Maxと同様、iPad mini(A17 Pro)も「Apple Intelligence」に対応する予定だ。この新モデルの発売に先立ち、実際にiPad miniを試用することができた。そのレビューをお届けしたい。

【訂正:2024年10月23日10時40分 初出時、「A17 Pro」を採用しているiPhoneを「iPhone 16 Pro/16 Pro Max」と記載していましたが、正しくは「iPhone 15 Pro/15 Pro Max」です。おわびして訂正いたします。】

iPad mini(A17 Pro) 突如発表されたiPad mini(A17 Pro)。デザインを刷新した前モデルをブラッシュアップし、Apple Intelligenceにも対応する

デザインは前モデルを完全踏襲、スマホに近い軽さで持ち運びやすい

 iPad miniは、2021年に発売された「iPad mini(第6世代)」でデザインを一新しており、ホームボタンを一新。iPad ProやiPad Airと同じ、全面がディスプレイのデザインを採用した。iPad mini(A17 Pro)でも、これは踏襲されている。サイズ感などに関しては、前モデルとほぼ同じで、重量などの細かなスペックも変わっていない。

iPad mini(A17 Pro) デザイン面では、前モデルを踏襲している

 11型のiPad Proなどと比べると非常にコンパクトなサイズ感で、手の大きな人であれば、片手でぎゅっと握りながら持つことが可能。重量は試用したWi-Fi+Cellularモデルでも297gしかない。最近では、スマホも大型化が進んでおり、200gを超える機種が増えているためか、むしろiPad miniの方が軽く感じるほど。さすがにポケットには収まらないが、スマホ感覚で持ち運べるタブレットといえる。

 本体上部にはトップボタンと音量ボタンが配置されており、トップボタンは指紋センサーを兼ねている。こうした点は、3年前に登場した「iPad mini(第6世代)」から変わっていない。iPhoneやiPad ProでおなじみのFace IDに非対応なのは残念だが、手に持ってタブレットスタイルで使うことが多いiPad miniだと、画面を点灯させるのと同時に認証を行えるTouch IDの方が使い勝手はいい。

iPad mini(A17 Pro) トップボタンと音量ボタンは本体上部(縦位置の場合)に配置されている。トップボタンはTouch IDも兼ねる

 底面にはUSB Type-Cのポートが搭載されている。見た目は先代と同じだが、転送速度は10Gbpsに向上しているため、写真や動画など、データサイズの大きなコンテンツを取り込みたいときには有利だ。この点は、プロセッサをiPhone 15 Proシリーズと同じA17 Proにそろえたメリット。A17 Proは、Proモデル用に「USB 3.2 Gen 2」のコントローラーを備えており、iPad miniでもそれを生かせたとみていいだろう。

iPad mini(A17 Pro) USB Type-Cを採用している。見た目は同じだが、転送速度が10Gbpsに上がった

 ただし、同じくA17 Proでサポートしている最大120HzのPro Motionには対応しておらず、ディスプレイのリフレッシュレートは60Hzのままだ。iPad miniのサイズになってくると、スクロール時のがたつきやや目につきやすくなる。筆者が120HzのiPhone 16 ProやiPad Pro(M4)を使っているためという側面はあるが、特にアプリ一覧を表示する際のアニメーションの動きは気になった。iPad Air(M2)もそうだが、iPadは画面サイズが大きいだけに、無印以上は120Hz対応を進めてほしい。

iPad mini(A17 Pro) アニメーションの動きが大きく、速いと、やや滑らかさに欠ける部分がある
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 「iPhone Duo」はLINEもポケモンGOも“黒い”余白だらけ? 日本の定番アプリは未対応が多く (2026年10月23日)
  2. 「Androidのマイナンバーカード」がスタートするもフル機能対応機種が少ない件 ポイントは「StrongBox」という仕組み (2026年10月24日)
  3. きょう発売の「iPhone Duo」、Apple 表参道でゲットしてきた 早速開封レポート (2026年10月23日)
  4. ダイソーで1100円の「USB Type-C to HDMIケーブル」でスマホの画面をテレビに映すとどうなる? 対応機種なら試してみる価値あり (2026年10月24日)
  5. iPhone Duoを使って痛感した「Face ID」のありがたさ 充電スタンドに置いたまま通知が見られない不便さに苦しむ (2026年10月24日)
  6. 進化した「Siri AI」で感じた、iPhoneの操作を一変させる実力 「AI出遅れ」の汚名返上なるか (2026年10月24日)
  7. モバイルSuicaの新決済「teppay」を早速試した 店員への伝え方や決済音は? スムーズに決済できる? (2026年10月22日)
  8. 「iPhone Duo」を試して分かった9つの疑問と本音 36万円超の折りたたみスマホは「買い」か? (2026年10月21日)
  9. デジタル庁が「Androidのマイナンバーカード」対応機種を公表 属性証明機能を使える機種は限定的 (2026年10月19日)
  10. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー