全面刷新の「iPad mini」を試す iPhone 13並みの性能と5G対応がうれしい(1/3 ページ)

» 2021年09月22日 22時00分 公開
[石野純也ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

 約2年ぶりに登場した第6世代の「iPad mini」が、9月24日に発売される。これまでのiPad miniはホームボタンのあるiPadをギュッと凝縮したようなスタイルだったが、第6世代ではデザインを一新。2020年に発売された「iPad Air」や、2018年以降の「iPad Pro」と同様、前面全体がディスプレイだけになり、モダンなたたずまいになった。

 性能も一新しており、プロセッサにはiPhone 13シリーズと共通の「A15 Bionic」を採用。Proモデル以外のiPadとして、初めて5Gに対応するモデルでもある。その持ち運びやすさや汎用(はんよう)性の高さから根強い人気のiPad miniだが、フルモデルチェンジした第6世代の使い勝手はどうか。発売に先立ち、実機を試用することができたため、ここではそのレビューをお届けしたい。

iPad mini
iPad mini フルモデルチェンジを果たした「iPad mini」をレビューしていく

片手でギュッと握れるコンパクトさで、Touch IDも便利

 フルモデルチェンジを果たしたiPad miniだが、サイズ感は従来モデルと同じでタブレットとしては非常にコンパクトだ。スペック上の横幅は134.8mm。スマートフォンほど持ちやすいわけではないが、ある程度手が大きければ、片手でギュッと握ることができるサイズ感だ。強く握ることができるため、移動中に立ち止まって取り出しても落としてしまう心配は少ないだろう。10型前後のタブレットでは、こうはいかない。

iPad mini 横幅が134.8mmとiPadの中では最もコンパクトで、片手でギリギリ握れるサイズ感だ

 片手で握れるサイズ感は、Apple Pencilの使い勝手も広げそうだ。片手にiPad mini、もう一方の手にApple Pencilを持ってもしっかりホールドできるため、あたかもノートやメモ帳のように利用できる。あくまで感覚的な話だが、サイズがコンパクトで凝縮感があり、iPadシリーズの中で最も“文房具”としての色合いが濃い端末といえる。

iPad mini 片手で持っても安定して使えるため、Apple Pencilが非常に使いやすい。メモ帳代わりとしても重宝しそうだ

 とはいえ、ディスプレイに写る映像の迫力は、これまでのiPad miniより大きくなっている。ホームボタンがなくなった分、ディスプレイが本体いっぱいまで広がっているからだ。1世代前のiPad miniは7.9型だったのに対し、第6世代のiPad miniはサイズが8.3型まで拡大している。わずか0.4型のように思われるかもしれないが、ディスプレイの大きさは数字以上に実感しやすい。

 また、ホームボタンがなくなって画面下の額縁が細くなったことで、映像への没入感が増した。ホームボタンが前面に付いていると、どうしても画面を見る際に目に入ってしまっていたが、黒い額縁だけならあまり妨げにはならない。iPad Proなどと比べると、やや額縁が太いような印象はあるものの、前世代のiPad miniと比べるとデザイン自体も洗練された印象を受ける。

 Apple Pencilは、iPad AirやiPad Proと共通の第2世代になり、側面にマグネットで貼り付けられるようになった。こうしたモデルをお使いの方はご存じかもしれないが、磁力はそこまで強いわけではないため、軽い衝撃で落ちてしまう。本体に付けられるからと言って、そのまま持ち運ばない方がいいだろう。フレームのデザインもiPad AirやiPad Proに近づいている。

iPad mini Apple Pencilは側面にマグネットで装着する仕様

 一方で、サイズ的な制約があったためか、音量ボタンは縦位置で画面上部、横位置で左側面に移動している。従来のiPadとは実装されている場所が異なることもあり、慣れるまでは少々違和感があるかもしれない。また、Touch IDを統合したトップボタンも、上部に搭載されている。指紋の読み取りはスムーズで、画面を点灯させた際に自然とロックが解除されるユーザビリティは評価できる。マスクを着けたままでも使いやすいのがうれしい。

iPad mini 音量ボタンはTouch IDと同じ側面に搭載している
iPad mini トップボタンに指紋センサーのTouch IDが統合されている。画面を点灯させるのと同時にロックが解除され、スムーズに使い始めることができた

 個人的にはiPad Airのようにキーボードの利用頻度が高いと、Touch IDはその都度指をキーから離さなければならず、少々面倒だったが、iPad miniは持ち運んで外で使う機会の方が多い。このようなユースケースの違いもあり、同じTouch IDでもiPad miniの方が使い勝手がいいと感じた。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年04月27日 更新
  1. 3社そろい踏みの「Starlink Direct」 料金で仕掛けるドコモとソフトバンク、先行するKDDIは“サービス”で差別化 (2026年04月25日)
  2. 楽天モバイル、ルーター「Rakuten WiFi Pocket 5G」の販売を一時停止 理由は? (2026年04月24日)
  3. スマホの「残価設定」にメス? 総務省がルール統一を検討も、Appleは「不当な扱い」と猛反発 (2026年04月25日)
  4. ダイソーで1100円の「USB充電器(PD20W)」は、きちんと20Wで充電できるのか? (2026年04月26日)
  5. ダイソーの1100円「シースルーイヤフォン」に一目ぼれ “音質と個体差”に目をつむれば「あり」な選択肢 (2026年04月23日)
  6. Xiaomiの前に、中国スマホの“雄”だったMeizu、またしてもピンチ (2026年04月26日)
  7. 1.72型ディスプレイ搭載スマートバンド「Xiaomi Smart Band 10」、高精度の睡眠モニタリングも可能 (2026年04月25日)
  8. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  9. 携帯電話のホッピング問題、「6カ月以内の継続利用を認める」方向で決着か 2026年夏に結論 (2026年04月23日)
  10. 「Pixel 10a」と「Pixel 10」どちらを選ぶ? 実機比較で分かった「約5万円差の価値」と「明確な違い」 (2026年04月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年