液晶と電子ペーパーのいいとこ取りをしたTCLの新世代ディスプレイ搭載スマホが着実に進化している山根康宏の海外モバイル探訪記(1/2 ページ)

» 2024年10月24日 11時10分 公開
[山根康宏ITmedia]

 総合家電メーカーの中国TCLは、ディスプレイ技術の分野でも世界のリーディングカンパニーです。モバイルデバイスなどに応用できる技術として「NXTPAPER」というディスプレイも開発しています。

 その最新モデルを搭載したスマートフォン「TCL 50 Pro NXTPAPER 5G」が、2024年9月にドイツ・ベルリンで開催されたIFA2024で公開されました。

photo 「TCL 50 Pro NXTPAPER 5G」はカラーだけではなくモノクロ表示もできる

 NXTPAPERは、アンチグレアディスプレイに複数のレイヤーを重ねてブルーライトを最小限までカットし、さらにCPL(円偏光発光)技術でディスプレイに当たる光を自然界の光の屈折に合わせることで、紙のような見た目を実現しています。

 2021年に製品化されてから、TCLはNXTPAPERを採用したスマホやタブレットを毎年リリースしてきました。TCL 50 Pro NXTPAPER 5Gの画面を見てみると、確かに紙のようであり、しかも明るさもあって十分実用的です。

photo 最新のNXTPAPERディスプレイを搭載する

 本体スペックはプロセッサがMediaTekのDimensity 6300、カメラは1億800万画素の広角、800万画素の超広角、200万画素のマクロを搭載しています。バッテリー容量は5010mAhです。ミドルレンジとすることで価格を抑えつつ、メインカメラは疑似的に望遠もカバーできるように億画素クラスを採用しています。

photo スマートフォンとしての性能はミドルレンジ

 IFA2024の会場で連日試用してみましたが、過去のNXTPAPER搭載モデルよりも画面が明るなったと感じられ、それでいて10分ほど操作していても目が疲れにくいと実感しました。なおディスプレイのスペックは6.8型、2460×1080ピクセル、リフレッシュレートは120Hzです。

photo 画面の明るさは一般的なスマートフォンと変わらない

 写真撮影時のプレビュー、写真の表示、動画の再生なども何ら違和感はなく、普通のディスプレイと変わらぬ感じで使うことができます。それでいて目にやさしいのですからメリットしかないディスプレイと感じさせます。

photo カメラの使用も問題ない
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月26日 更新
  1. 「0.2秒で冷却」をうたうペルチェ素子搭載の腰掛けファン Amazonで53%オフ (2026年07月24日)
  2. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
  3. 330円で手に入る「足元灯」「非常灯」 充電式になって利便性向上 (2026年07月25日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. 従来の健康保険証は7月31日で利用不可に 8月1日以降は「マイナ保険証」の利用を (2026年07月24日)
  6. サムスンが「Galaxy Z Fold8」で横長折りたたみを投入する理由 AIの進化にもマッチ、“iPhone包囲網”も万全か (2026年07月25日)
  7. 界面活性剤とマイクロファイバーでタッチパネルをきれいに! ダイソーで220円の「スクリーンクリーナー」を試す (2026年07月25日)
  8. モトローラから新しいミドルレンジスマホ「moto g37」シリーズ登場 ソフトバンク、楽天モバイル、ドコモも取り扱い (2026年07月24日)
  9. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
  10. ダイソーで330円の「人感・明暗センサーLEDバーライト(Type-C)」が意外と便利 1人暮らしの帰宅時や非常灯に便利  (2026年07月18日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー