2つの高音質化技術を搭載した音楽携帯──「W43K」を試す(1/2 ページ)

» 2006年11月29日 00時30分 公開
[坪山博貴,ITmedia]

 端末を閉じたまま音楽関連の各種操作を行える「センサーリングキー」を備え、ウーファー付きの充電台が付属するなど、音楽を楽しむことをコンセプトとして開発されたのが京セラ製の「W43K」(8月28日の記事参照)。音楽機能を中心に使い勝手を試した。

Photo 閉じたまま音楽関連の操作が可能な「W43K」。ボディカラーはシャイニーシルバー、ブルーターコイズ、ナイトブラックの3色

センサーリングキーの使い勝手は

 W43Kは、音楽機能にこだわった京セラ製のWIN端末。「EZニュースフラッシュ」「EZチャンネルプラス」といった新サービスには対応していないものの、秋冬モデルの中で5機種ある「EZ FeliCa」対応端末の1つであり、PCサイトビューアも搭載するなど、トレンドの機能は押さえている。

EZ FeliCa PCサイトビューア EZニュースフラッシュ EZチャンネルプラス
W43K ○ ○ ― ―
W44K ― ○ ― ―
W43SA ― ○ ― ―
W42SA ― ○ ― ―
W43H ○ ○ ○ ○
W43CA ○ ○ ○ ○
W43S ○ ○ ― ―
W44S ○ ○ ○ ○
W41SH ― ○ ― ―
W45T ― ○ ― ―
Photo 丸みを帯びたデザインと51ミリという幅のため、一見すると大きく見えるが、実際はWIN端末のほぼ平均的なサイズ。厚さも24ミリと特に厚いわけではない。背面の中央に円形のサブディスプレイを取り巻くようにレイアウトされているのがセンサーリングキー

Photo 左側面にイヤフォンマイク接続用の平型コネクタ、外部接続コネクタを装備。平型コネクタ部のカバーは、じゃまにならないスライドタイプだ
Photo 右側面にはmicroSDスロット、上下キーも兼ねるモードキー、マナーキーを備える。センサーリングキーや側面キーの操作を無効にするホールドキーはスライド式

 音楽再生は着うたフルと「au Music Port」で音楽CDから取り込んだ着うたフル互換の音楽ファイル(独自ファイル形式。コーデックはHE-AAC、拡張子は.KDR)の再生に対応。12月初旬にはau Music Portがバージョンアップし、AAC、WMA、WAVファイルをインポートできるようになるので、PC内にアーカイブした楽曲ファイルも変換して聴けるようになる(11月6日の記事参照)。

 音楽機能の大きな特徴といえるのが、背面の中央にあるセンサーリングキーだ。直径35ミリほどのリングはボタンのように押すと十字キーとして機能するほか、リングをなぞって操作することも可能。センサーリングキーの内側には視認性のよい白色有機ELを使ったサブディスプレイが装備される。

Photo サブディスプレイを取り巻くようにレイアウトされるセンサーリングキー。サブディスプレイは斜め方向から見ても視認性は極めて良好だ

 センサーリングキーの操作はさほど複雑ではないが、利用中の機能に応じて割り当てられる機能が変化する点には注意が必要だ。各機能の利用時にセンサーリングキーや側面のキーに割り当てられる機能は以下の通り。

Photo
Photo 音楽再生は、「メニュー」→「一覧方法の選択」→「一覧から再生したいプレイリスト/アーティスト/アルバム選択」という手順で行う。一覧は4段表示。再生中には曲名、アーティスト、アルバム名、音量、再生モード(リピートモード)、再生位置などが表示される

 なおセンサーリングキーのタッチセンサー操作は、左右に分割したリングを上下になぞって行う。同じ右回りの操作でも、リング左半分では上向き、右半分では下向きという逆向きの操作になるため、iPodのようにぐるぐるとなぞって操作することはできない。タッチセンサーは移動量も反映され、長くなぞれば2〜3段階、短くなぞれば1段階ずつ音量を調整できる。

Photo 音楽再生には、操作性や再生機能がほぼ統一されているau Music Playerを使う。決定キーを押すとau Music Playerが選択された状態でメニューが起動するため、待受画面から決定キーを2回押せば音楽プレーヤーを起動できる。前回の聴いていた音楽の続きから再生する場合は、センサーリングキーを利用する。なお、au Music Playerの起動中に終話ボタンを押すとBGMモードに移行し、音楽を聴きながらメールやWeb、サウンドを利用しないEZアプリを利用できる

ハイクオリティな音を楽しむための「DBEX」と「BBE M3」を搭載

 W43Kは、音楽をよりよい音質で楽しむための2つの高音質モードを装備している。1つはauの秋冬モデル9機種(W45T、W44K、W43SA、W43H、W43CA、W43S、W43K、W42SA、W44S)に搭載される「DBEX」。基本的には着うたフルのように圧縮されたオーディオで失われやすい高域、低域を補完する技術だ。

 もう1つは、携帯電話に初めて搭載されたという米BBEの「BBE M3」だ。圧縮オーディオで失われやすい高域の補完が主な機能で、特定帯域の強調、ディレイやリバーブといったサラウンド的な手法に頼ったステレオ感の誇張を行なわない、より自然な高音質を実現する。

Photo 「DBEX」「BBE M3」は、いずれかを選ぶ仕様で併用はできない。イコライザやサラウンド機能も併用できず、すべて無効になる
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