2つの高音質化技術を搭載した音楽携帯──「W43K」を試す(2/2 ページ)

» 2006年11月29日 00時30分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
前のページへ 1|2       

従来の付属品より高音質な音楽再生を可能にするソニー製のヘッドフォンが付属する(8月29日の記事参照)

Photo ソニー製インナーイヤーヘッドフォンと角型−丸型コネクタ変換ケーブル。イヤフォンには「SONY」ロゴが入っている

 この2つの高音質モードを付属のヘッドフォンで聞き比べると、DBEXは全体に音がきらびやかな印象だった。繊細さが足りない気もするが、ボーカルが引っ込んだ感もなく付属のヘッドフォンにマッチしていた。一方のBEE M3は、ステレオ感は増すがボーカルはやや引っ込む傾向に感じられた。ただ、音は繊細な印象で、誇張感も控えめだ。

 ヘッドフォン部をドライバ口径が大きなイヤーフック式や小型の密閉式に取り替えると、また印象は変わる。DBEXではボーカルが誇張されすぎな印象になり、きらびやかというよりは派手な音、という感じになった。無効の場合と比べると、ステレオ感も含めて音質が改善されているとは思うが、全体に安っぽくも感じられた。BBEは付属ヘッドフォンで聴くのに比べると格段にボーカルが艶やかになり、音全体はDBEXとは比較にならないくらいの繊細さになった。

 いずれにせよ、どちらの高音質モードもイコライジングやサラウンド機能では得られない音質改善を果たしているのは事実で、好みや聴く音楽によって使い分けられるのはメリットになるだろう。

Photo au Music Playerのイコライザとサラウンド設定は機種ごとに異なる。W43Kはイコライザ、サラウンド共にプリセット数が豊富で、イコライザは2つのオリジナル設定を作成できる。効果は音楽再生中に一覧で選択しながら確認できる

 なおW43Kには「長時間再生モード」があるが、これはイコライザ、サラウンド、高音質モードをすべてキャンセルして余計な電力消費を抑える仕様だ。

ウーファー内蔵の付属充電台の実力は

 ウーファー付き充電台が付属するのもW43Kの特徴だ。W43Kはディスプレイ側ヒンジ寄りの側面にステレオスピーカーを装備しているが、やはりこのスピーカーだけでは低域らしい低域は再現できない。これはW43Kに限らず携帯電話全般にいえることだ。ウーファー付き充電台は端末を載せるだけでウーファーが連動して機能し、一気に低域が充実する。

 充電台のウーファーユニットはモノラルだが、ステレオ感への影響は感じない。オーディオ機器のマルチチャンネルスピーカーでも独立したサブウーファーがモノラルというものがあるように、無理にステレオにするよりモノラルで口径を稼いだ方がいいというアプローチだ。さほど重低音が出るわけではないが、本体のみの再生に比べると音の迫力は増し、屋内でBGMとして聴く際の効果は高い。

Photo ウーファー内蔵の充電台。本体を開いて乗せることも可能だ。背面にACアダプタの接続コネクタがあり、充電しながら音楽を再生したり本体をPCと接続したりできる。ちなみにACアダプタを接続しておかないとウーファーは機能しない
Photo 上の方にスピーカーホールが見える。底面にはすべり止めが付いている

 オートオフ機能を利用すれば15分〜4時間の間で自動的に音楽再生を終了でき、同時に充電もできるので、就寝時に音楽をBGMとして流すような使い方もできる。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月15日 更新
  1. サイゼリヤは“折りたたみスマホお断り”なのか? セルフ注文画面が話題、真偽を実機で確かめた (2026年05月13日)
  2. なぜ? マクドナルド「巨大セルフ注文端末」に批判殺到の理由 UI/UXに価格表示まで……直面している課題とは (2026年05月14日)
  3. 大幅刷新の「iAEON」「AEON Pay」アプリは何が変わった? 使い分け方や便利な機能を解説 (2026年05月12日)
  4. KDDI松田社長「povoを楽天モバイルの副回線に」――自らアイデア例示 ローミングは26年9月で一区切り (2026年05月13日)
  5. ドコモ、5G速度で首位も「一貫した品質」でなぜ最下位? auが10部門で受賞 Opensignal調査 (2026年05月14日)
  6. スマホ“最大規模の値上げ”はいつまで続く? 「1円スマホ」が存続危機、一方で影響を免れる中国メーカーも (2026年05月14日)
  7. 「駅のQRコードが読み取れない」――ネットに落胆の声 なぜ“デジタル時刻表”が裏目に? (2025年12月25日)
  8. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  9. IIJ谷脇社長、ドコモ回線問題について「キャリアとMVNOの原因切り分けが難しい」 IIJmioの値上げは予定なし (2026年05月14日)
  10. 「Xperia 1 VIII」発表 背面デザイン刷新で望遠カメラ強化 約23.6万〜30万円前後 (2026年05月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年