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» 2007年04月05日 19時58分 公開

“法人需要の先駆者”が提供する「WILLCOM Sync Mobile」とは

インテリシンクが、携帯端末向けグループウェア連携ソフト「Intellisync Mobile Suite 8」を発表。発表会場では、同サービスを用いたウィルコムの「WILLCOM Sync Mobile」サービスの解説も行われた。

[平賀洋一,ITmedia]

 インテリシンクは4月5日、携帯端末向けのグループウェア連携ソフト「Intellisync Mobile Suite 8」を発表した。都内で行われた発表会にはウィルコム ソリューション営業本部の青木伸大氏も出席し、Intellisync Mobile Suiteを用いた「WILLCOM Sync Mobile」についての説明を行った。

 WILLCOM Sync Mobileは、ウィルコムのW-ZERO3シリーズとブラウザ搭載PHSをクライアント端末にする法人向けのグループウェア同期サービス。サービスはASP形式で提供され、専用サーバやネットワーク機器を用意することなくMicrosoft Exchange ServerやLotus Notes/Dominoといったメールシステムやグループウェアと連携できる。

法人ユーザーのニーズを満たす「WILLCOM Sync Mobile」

photo ウィルコム ソリューション営業本部 青木伸大氏

 青木氏は「ウィルコムは、データ定額や音声定額、フルブラウザ搭載端末やスマートフォンなど、移動体通信業界で話題になっているサービスや製品にいち早く取り組んできた」と述べ、「データ定額やスマートフォンの導入により、データ通信ユーザーが非常に増加した。現在、加入者の約半分がデータ通信ユーザーで、我々がモバイルデータ通信市場を開拓したという自負がある」とコメントした。

 さらに、「従来の従量制と違い、定額制であればランニングコストを把握できる。その点を評価していただいて、法人加入が非常に多い。携帯キャリアでは法人比率が10%前後だが、ウィルコムでは46%。法人に強いウィルコムとして実績がある。各キャリアが法人ユーザーの獲得に向けて活発に動いているが、この分野についてもウィルコムが先駆け的な存在だ」と、音声とデータの料金定額プランにより法人需要が伸びている点にも触れた。

 法人ユーザーに対しウィルコムは、「WILLCOM Business Package」というサービスラインアップを用意している。この中には、インターネット環境があればメールやスケジュールなどのグループウェアを導入できる「Access P-BERRY」と、導入企業のサーバや回線だけでなく、モバイル環境でも完全閉域なリモートアクセスが可能なネットワークサービス「Direct Access/IP-VPN」が含まれる。ここに、新たにWILLCOM Sync Mobileが加わった。

photophoto データ・音声定額の導入、スマートフォン端末の投入で加入者が増加中のウィルコム。通信コストが把握しやすいため、携帯キャリアに比べ法人比率が高い

 WILLCOM Sync Mobileは、企業が導入しているグループウェアやメールサーバだけでなく、PC 1台からの同期にも対応する。導入規模や設備に左右されずにセキュアなモバイルアクセス環境を実現するため、あくまで法人向けのサービスだが、個人での利用も可能だ。Access P-BERRYは自社で設備を持たない中小企業向けのグループウェアサービスで、Direct Access/IP-VPNは設備を保有する企業にIP-VPN環境を提供する。ウィルコムはインテリシンクのIntellisync Mobile Suiteを活用することで、従来のサービスでは難しかった法人ユーザーの利用形態や導入規模に捕らわれないソリューションを提供できるようになった。

photophotophoto 新たな法人向けサービスとして加わる「WILLCOM Business Package」。1IDの月額料金は1800円で、ウィルコムビジネスタイム定額トリプルプランにデータ定額をオプションで付けると、月4750円から利用できる

 WILLCOM Sync Mobileを導入するメリットについて青木氏は、「企業内のメールシステムやグループウェアと連動するプッシュメール機能により、モバイルであってもリアルタイムに情報を取得できる。また、ASP形式での提供のため、短期間かつ低コストに運用を始められる。リモートによる端末のロックやデータの削除も行え、盗難や紛失にも対応する可能。これまでのモバイルメールにあった利点を生かし、改善すべき課題を克服したサービスだ」と解説。「携帯を使った業務に必要な機能を尋ねる調査では、トップに来るのはメールで次がセキュリティ。WILLCOM Sync Mobileであれば、低コストでセキュアなモバイルメール環境を提供できる」(青木氏)と、そのメリットを強調した。

photophotophoto クライアントソフトをインストールしたW-ZERO3[es]。メールはもちろん、スケジュールやアドレス帳、タスク、メモ帳の同期が可能。イントラネット上にあるファイルにもアクセスできる

 また、WILLCOM Sync Mobileという名称について、「正式な名前が決まったのは発表(4月5日)の1週間くらい前。初めは『Black Berry』(ブラックベリー)に対抗して『Blue Berry』(ブルーベリー)なんて案もあった。最終的にIntellisync Mobile Suiteの真ん中の分を頂いた形になったが、私個人は“Sync”ということばをどうしても使いたかった。この業界で“Sync”といえばインテリシンクという社名や、Intellisync Mobile Suiteというサービス名を連想する。この、国内外で実績のあるソリューションを使っていることを、なんとしてもアピールしたかった」(青木氏)という裏話も明かした。

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