6月に入り、2007年の夏モデル「904i」シリーズを続々発売するドコモ。今回、富士通製のワンセグ端末「F904i」も初登場で5位にランクインし、904iシリーズはいずれもランキングの上位に付けている。
しかし、今回の首位は前モデルとなるシャープ製の「SH903i」(2006年10月発売)に奪われてしまった。1位は前回の4位から大きく順位を上げたSH903i、次いで同じくシャープ製の新機種「SH904i」(前回3位)、3位に父の日(6月17日)需要がピークを迎える「FOMAらくらくホンIII」(前回2位)がランクイン。そして前回、初登場1位を獲得したNEC製の「N904i」は4位に落ちた。
量販店などの携帯コーナーなどでは904iシリーズの登場に合わせて、旧機種となった903iシリーズを大きく値下げする店舗が多く確認されている。90xiシリーズの新機種はここ数年、新規で3万円台前半から半ばくらいでリリースされることが多いが、(総額は分かりにくいものの)ハイエンド機種でも持ち帰り価格「0円」のソフトバンクモバイル、新機種も新規1万円台から2万円台で販売する傾向のauと比べると、やや高めという印象を持つユーザーも多いと思われる。
そのためか新機種の登場とともに旧機種へのニーズが再燃する傾向は、ドコモ端末に顕著に見られる。今回は首位のSH903iのほか、「D903i」が前回9位から6位に順位を上げ、「N903i」も前回と変わらず7位に入っている。店舗によっては、これら旧機種をさらに値下げした、週末セールやタイムセール、ワゴンセールなどを実施するところも多いと思われる。
さて今週は、本日8日にモーションセンサー搭載の三菱電機製スライド端末「D904i」が発売された。本機は次回のランキングで何位に付るか、そして旧機種のD903iを上回れるかに注目したい。
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