サイズも消費電力も業界最小──シャープの3代目ワンセグチューナーモジュール

» 2007年06月12日 19時45分 公開
[山田祐介,ITmedia]

 シャープが6月12日、“業界最小サイズ、業界最小消費電力”をうたうワンセグチューナーモジュール「VA3A5JZ912」を発表した。量産出荷は9月30日を予定している。

photo

 新しいワンセグチューナーモジュールは、シャープが2006年2月モデル(VA1A5JZ9902A)、2007年1月モデル(VA35JZ9910)に続いて投入するもので、本体サイズは7.3(縦)×7.3(横)×1.25(高さ)ミリ。2006年2月モデルに比べ、体積を約45%減らしている。

 携帯電話への搭載が約80%を占めることから同社が特に注力したのが、85ミリワットという低消費電力の実現。ワンセグの受信状態のよい場所では消費電力を低く、受信状態の悪い場所では高くというように、細かく消費電力を制御するアルゴリズムを備えた「低消費電流制御機能」の搭載により、2006年2月モデルに比べて約26%の消費電力削減に成功した。このモジュールを使ったフィールドテストでは、東京タワーの周辺など受信感度が良好なところでは18.8ミリワット(静止時)、電車の中など受信感度が悪い場所でも11.3ミリワット(移動時)の消費電力を削減でき、平均で15ミリワット削減できたという。

 また、安定してワンセグを受信できるようチューナーの受信感度も向上させ、時速150キロを超える高速移動中にも、より安定した受信が受信が可能になった。

 同社は、ワンセグ携帯の普及や2008年の北京オリンピックによる市場の拡大を見据え、現在月産100万個の生産体制を2008年3月には月産200万個に拡大する計画。モジュールが搭載される製品の約8割は携帯を見込んでいるが、ほかにも同社の販売するワンセグ機能付き電子辞書への搭載なども想定しており、小型/低消費電力を生かした様々な展開を目指す。

Photo 従来モジュールとの性能比較(左)と薄型化の仕組み
Photo ワンセグ機器の需要予測(左)と、ワンセグチューナーの搭載が見込まれるデバイス群

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月29日 更新
  1. 日本通信、ドコモの音声網相互接続で設備工事や接続試験が完了 「ネオキャリア」に前進 (2026年07月27日)
  2. 夏の暑さ対策グッズでよく見掛ける「ペルチェ素子」ってなんだ? 賢く使うための注意点も (2026年07月27日)
  3. 「楽天モバイルWiFiスポット」を試してみた 屋内通信の不満解消へ期待も「接続性」に課題 (2026年07月26日)
  4. 「Xperia 1 VIII」に23万円超の価値はある? 大刷新のデザインとカメラ、“ソニーのこだわり”に迫る (2026年07月28日)
  5. UQ mobileとY!mobileの「セット割なし」新割引を比較 ahamo、LINEMO、楽天モバイルよりもお得? (2026年07月27日)
  6. セブン-イレブンでお得に買い物するには? 公式アプリやポイント、決済手段まとめ【2026年7月版】 (2026年07月28日)
  7. スマホやモバイルバッテリーに直接取り付けられるUSB Type-C端子付きポケットファン Amazonで2980円 (2026年07月28日)
  8. 150コンテンツの「信頼性の高い」情報を一括検索 KDDIが新AIサービス「Buffmee」提供、1年間は無制限で利用可能 (2026年07月28日)
  9. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  10. 新しい「マイナアプリ」は8月25日から提供予定 「マイナポータル」アプリのアップデートとして (2026年07月28日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー