「X01HT」のUIとタスク管理を改善――「XRoof」を試す(1/2 ページ)

» 2007年06月19日 00時00分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
photo 「XRoof」をインストールしたX01HT

 「X01HT」のタスク管理を強化し、ナビゲーションバーをカスタマイズする「XRoof」が公開された。ソフトバンクモバイルとBBソフトサービス、コネクトテクノロジーズが共同で開発したソフトで、X01HTの公式サイト「My Softbank for X Series」や、PC向けのソフトバンクモバイルのX01HT製品情報ページから無料ダウンロードできる。PCでダウンロードした場合は、ActiveSync経由でX01HTにインストールすることになるが、端末のみ・PC経由どちらにしてもインストール作業自体に難しい点はない。

 それでは、Windows Mobileの特徴を生かしながら、X01HTを一般的な携帯電話に近づけるというXRoofを導入することで、X01HTの操作性はどれくらい向上するのか。その実力を試してみよう。

ナビゲーションバーにさまざまな機能を統合

 XRoofをインストールすると、画面の上に表示されるナビゲーションバーが独自のものに置き替わる。そのままではデザインが変わっただけで、機能面はWindows Mobile標準とほぼ同じだ。しかしカスタマイズすることで、表示する情報の取捨選択が可能になり、順番も自由に入れ替えられる。例えば左から電界強度(アンテナバー)、バッテリー残量(バッテリーゲージ)と並べるだけで、一般的な携帯電話に近いインタフェースになる。

photophoto インストール直後のXRoof。音量アイコン(音符マーク)をタップすると音量調整が行え、アンテナバーから電話機能の設定ができ、時計から時刻と予定を表示する。初期設定のままだと標準的なナビゲーションバーと同じ構成だ(左)

ナビゲーションバーのレイアウトを一般的な携帯電話に似せてみた。特定の項目を表示しないこともできる(右)

 またXRoofには、作業中の「仕事」をナビゲーションバーに通知する機能が追加された。時計も2段表示に対応し、時刻だけでなく月日も同時に確認できる。時計のカスタマイズ性も高く、月・日・時刻それぞれのフォントを、斜体や太字にも設定できる。

photophotophoto 左から「作業中の仕事がある場合」「未読メッセージがある場合」「作業中と未読メッセージの両方がある場合」の通知アイコン。中央よりちょっと右に見えるのが通知アイコンで1つのアイコンで状態を的確に表示できるように工夫されている
photophoto 左は通常のナビゲーションバー。「作業中と未読メッセージの両方がある場合」だが、ナビゲーションバーで確認できるのは未読メッセージだけ

右は時刻表示の設定画面で、時間の大きめな表示をやめて太字表示で強調に変えたところ。さまざまなカスタマイズが可能だ

 機能もさることながら見た目の変化も大きい。XRoofには、X01HTのボディカラー(ブラックとホワイト)にマッチする3種類のテーマが用意されている。いずれもモノトーンの落ち着いた雰囲気で、XRoof設定の「デザイン」タブから選択できる。

photophotophoto
photophotophoto 左から、テーマを「Silver」「Black」「White」にしたところ。いずれもモノトーンで大人の雰囲気
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