先週、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「P904i」が発売され、2007年夏商戦向けの904iシリーズ5機種がすべて出そろった。
今回のランキングはそのP904iが初登場で3位に入り、904iシリーズでトップを獲得。続いて、シャープ製の「SH904i」、富士通製の「F904i」、NEC製の「N904i」、三菱電機製の「D904i」がランクインし、904iシリーズ全5機種が3位から7位まできれいに並ぶ結果になった。近年、主力の90xシリーズも機種によってはTOP10圏内に入れず、シリーズすべてがきれいにランクインすることはない傾向だったので、この結果は珍しい。発表から大きく期間を空けず、約半月の間に集中して発売した戦略が功を奏したといえるだろうか。
なお旧機種の903iシリーズは、前回と変わらずシャープ製の「SH903i」が今回も首位を獲得しているものの、NEC製の「N903i」(8位)、「SH903iTV」(9位)以外はランキングから姿を消した。
どうもよく分からないという声もある(反面、携帯にそれほど興味のない人も話題にすること自体、広告効果が出ている証拠だという声もある)「ドコモ 2.0」キャンペーンと、「2in1」や「うた・ホーダイ」、「直感ゲーム」などの904iシリーズの特徴的な新サービス。そのためか、ドコモショップはもちろん、量販店の携帯売り場のスタッフが、904iの新機能に関する説明を大変熱心にしてくれるのが喜ばしい。新機種登場後の数カ月は新機種と旧機種がそろってランクインする傾向だったドコモ端末だが、今回はその売れ筋が新機種へ移るのが早い印象だ。904iシリーズ各機種の結果がそこそこ好調なのは、そんな販売スタッフの努力によるところもあるのだろう。
なお、“最後”の903iシリーズとなるソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製ワンセグ端末「SO903iTV」が本日22日にようやく発売された(発表は2007年1月)。“BRAVIAケータイ”を名乗るワンセグ機として「“待ち”だった」という人も多いようで、次回のランキングで何位に入るか、注目しておこう。
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