表面や側面に多数のボタンが搭載されるスライド端末には、バッグの中などで誤ってボタンが押されるのを防ぐ機能(キーロック)が搭載されている。「FULLFACE 913SH」には、どんな誤操作防止の仕組みが用意されているのかという質問が届いた。
913SHは、(1)端末の右側面にあるカギマークのついたキー(2)決定キー のいずれかを長押しすると、表に出ている(右側面の)キーとスライドオープン時に現れる各種キーが操作を受け付けなくなる。バッグの中などでスライドが開いてしまっても、ダイヤルキーやソフトキーが押される心配はない。なお、ロックの解除は決定キーかカギマークキーの長押しで行える。
キーがロックされた状態の時に音声通話が着信した場合は、一時的にロックが解除され、「スライドオープン」→「決定キー」で着信に対応できる(初期設定状態の場合)。通話が終了すると、キーロックの状態に戻るので、設定し直す必要はない。
なお、ミュージックプレーヤーを起動した状態ではキーロックを機能させることはできない。表に出ているセンサーキーは、初期状態なら最後に操作してから約1分後に表示が消えて操作できなくなるとともに(再度利用する際には、カギマークのついたキーを短押しするとセンサーキーが表示される)、指以外のものが当たっても動作しないため音楽再生にはほとんど影響しない。ただ側面の音量キーは誤って押される可能性もあるので注意が必要だ。
音楽を聴きながらどんな機能を使えるのかという質問も寄せられた。主な機能で試したところ、撮影した写真やPCサイトブラウザ、Yahoo!ケータイの閲覧、メールの送受信などは音楽を聴きながら利用できた。カメラやアプリの利用、ワンセグ視聴は利用できなかった。
なお、スライドを閉じた状態では上記の操作はできず、スライドを開いた状態で行うことになる。
ワンセグ視聴時にメールが着信した場合、ワンセグを終了させることなくメールを閲覧したり返事を書いたりできるのかという質問が寄せられた。
スライドを閉じ、横画面でワンセグを視聴している時にメールが着信すると、着信を知らせる音が鳴ると同時に画面上部にテロップが流れて着信を知らせる。スライドを開くとワンセグ画面の下に受信ボックスが表示され、狭い画面ながらメールを読んだり返事を書いたりできる。なお、録画した番組を見ながらメールを読み書きすることはできない。
913SHでは、スライドを閉じた状態ではメールが着信したことが分かるだけで、内容の確認はできない。これは913SHが“開くとケータイ、閉じるとAVプレーヤー”というコンセプトで開発されたためで、携帯としての基本的な操作はスライドを開いて行う仕様になっている。
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