ワンセグのホイップアンテナが不要に?──アルプス電気が33ミリのアンテナを出展:CEATEC JAPAN 2007

» 2007年10月03日 23時41分 公開
[園部修,ITmedia]

 今や携帯電話の標準機能の1つになりつつあるワンセグだが、番組を視聴する際には、端末に備わるホイップアンテナを延ばす必要がある端末がほとんどだ。

 しかし、KDDIが9月30日に発表したau design projectの第7弾「INFOBAR 2」は、美しい曲面を表現するためにホイップアンテナを搭載していない。INFOBAR 2はワンセグ用のアンテナを内蔵しており、外付けのアンテナ兼イヤフォン変換ケーブルを接続しなくても、強電界であれば放送波を受信してワンセグが視聴可能になっている。このように、今後ホイップアンテナは、通信用のアンテナが内蔵されていったのと同様に、いずれ端末に内蔵されていくことになるだろう。そのためには高性能かつコンパクトな内蔵アンテナが必要になる。

 そんなワンセグアンテナ内蔵への足がかりが、アルプス電気ブースに参考出品されている。携帯電話やポータブルデバイスに内蔵することを想定した、UHF帯の電波を受信するための小型アンテナだ。「チューナブルアンテナ」と名付けらたこのアンテナは、同社が以前からプライベートショーなどでも出展してきたアンテナとよく似ており、モバイル機器の基板に誘起したUHF帯の電磁界をピックアップする。今回展示されているアンテナのサイズは幅4ミリ、長さ33ミリ、厚さ4ミリ。

Photo 参考出品されていた「チューナブルアンテナ」。幅4ミリ、長さ33ミリ、厚さ4ミリまでの小型化を実現したが、携帯電話に搭載するにはまだ大きいという

 説明員によると、「まだまだこの大きさでは携帯電話には採用していただけません」とのことだが、当然携帯電話への採用は目標に入っており、さらなる小型化を目指す。

 ちなみにワンセグ用のチューナーは、すでに小指のつめくらいのサイズに小型化されている。現在アルプスが出荷しているチューナー(ドコモの「F904i」に採用)は8.4ミリ四方で厚さが1.5ミリだが、7.9ミリ四方、厚さ1ミリまで小型化したチューナーも参考出品されていた。消費電力は95ミリワットにまで低減される。なお、これよりさらに小型化することもまだ可能とのこと。

PhotoPhoto アルプス電気製のワンセグチューナーユニットは、現在指のつめほどの大きさだが、まだまだ小型化は可能だという
Photo 同社のワンセグチューナーはF904iにも搭載されているという。また説明用のパネルにはそれらしいデバイスにそれっぽく搭載されたチューナーとアンテナのイラストもあった

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