KDDIは9月26日、au design projectの第7弾モデルとして「INFOBAR」後継機である「INFOBAR 2」を発表した。カラーはSILVER、MIDORI、NISHIKIDGOI、WARM GRAYの4色で、11月下旬以降に発売する。
そのデザインはINFOBAR同様、プロダクトデザイナーの深澤直人氏が手がけており、前モデルからストレート型ボディとフレームレスキーを踏襲するが、フォルムは、“口の中で溶けかけた飴”をイメージした丸みを帯びたものになった。
メインディスプレイは2.6インチのワイドQVGA(240×400ピクセル)表示対応の有機ELで、画質補整エンジンと照度センサーにより屋内外を問わずメリハリのある表示を行える。またワンセグ放送に対応しており、録画予約やタイムシフト再生も可能だ。au端末として初めて内蔵型のワンセグアンテナを採用したほか、従来のヘッドフォン端子に接続する外部アンテナも用意する。
カメラは有効197万画素でAFに対応し、外部メモリスロットにmicroSDを採用した。また、FeliCaチップの搭載によりおサイフケータイ機能が利用可能になったほか、LISMO、PCサイトビューアー、グローバルエキスパート、オープンアプリプレーヤー、EZナビウォーク、災害時ナビに対応する。携帯電話とPC向けのポータルサイトを一体化した「au one」にも対応している。
INFOBAR 2は、10月2日から10月6日まで開催される千葉幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2007」に先行展示するほか、10月31日から11月29日まで、東京原宿のKDDIデザイニングスタジオに展示する。
INFOBARは2002年5月にコンセプトモデル「info.bar」として登場し、2003年10月にau design projectの第1弾製品として発表された端末。深澤氏が手がけた、スリムで軽いマグネシウム合金製のストレート型ボディとタイルキーのデザインが人気を博し、メーラーやEZアプリ、GPSなど、機能面でも充実していた点も高い評価を得ていた。
デビューから3周年後の2006年10月には、KDDIデザイニングスタジオ(Kスタ)で「INFOBAR」展を開催。新たなコンセプトモデルである「INFOBAR2」を展示(2006年10月の記事参照)している。
au design project端末はこれまで、第2弾として深澤直人氏ディレクションの多面体ボディを持つ「W11K」が2003年12月に発売。続く第3弾はオーストラリア出身のデザイナー、マーク・ニューソン氏が手がけた薄型ストレート端末「talby」で、第4弾としてサイトウマコト氏デザインのつるりとしたタマゴ型の「PENCK」を発売した。第5弾は、2006年2月には背面パネルにLEDで文字を浮かび上がらせる「neon」で、2007年3月には第6弾モデルの「MEDIA SKIN」が発売されている。
機種名 | INFOBAR 2 |
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サイズ(幅×高さ×厚み) | 約47×138×15.5ミリ |
重さ | 約104グラム |
連続通話時間 | 約290分 |
連続待受時間 | 約350時間 |
カメラ | AF付き有効197万画素 |
外部メモリ | microSD(別売り) |
メインディスプレイ | 2.6インチ ワイドQVGA(240×400ピクセル)表示対応 有機EL |
サブディスプレイ | ─ |
ボディカラー | SILVER、MIDORI、NISHIKIDGOI、WARM GRAY |
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