KDDIが10月19日、2007年上半期の決算を発表した。売上高は前年同期比8.1%増の1兆7343億円、営業利益は同8.8%増の2496億円で増収増益となった。同社の事業を牽引する携帯電話事業も好調に推移し、増収増益を達成。同事業の売上高は前年同期比7.6%増の1兆3812億円、営業利益は同12.6%増の2733億円に達した。
上半期の携帯電話事業は、純増数が103万を数え、期初見通しの181万増に対して堅調に推移。WINの契約数も9月末に1706万に達し、全契約の約6割を占めている。
下期は、通信業界の変革期となる2010年に向けた経営戦略「チャレンジ2010」元年として、顧客満足度の向上と持続的成長を目指す考え。携帯電話事業については、今期中の3000万契約とシェア30%の獲得を目指してインフラや端末、料金、コンテンツの充実をはかり、総合的商品力を高めるとしている。

WIN契約者は全契約者の約6割に達した。auは秋冬モデルでさらなる高速通信に対応したRev.A対応機を3機種リリース。料金プランについても、「au買い方セレクト」を導入することで、ユーザーの選択の幅を広げる
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