背面パネルがすべてカガミ──。“MIRROR”というサブネームが与えられるパナソニック モバイルコミュニケーションズ製のソフトバンクモバイル向け“4代目”端末が「MIRROR 821P」。パネルがすべてミラー調の“フルミラースタイル”を実現する本機は、「あなたをもっとも“あなたらしく”映し出す」というキャッチコピーで主に女性層を中心にアピールするようだ。
もっとも特徴的な背面パネルは、薄い膜を何層にも重ねる多層幕蒸着と呼ぶ特殊加工が施され、見る角度によってパネルの色が微妙に変化するミラーパネルとなっている。同社は2007年春モデルの「706P」でも金属幕を蒸着するカラーリングを採用したが、これよりも一歩進化させた、かなり手間がかかる工法なのだという。

ディスプレイはワイドQVGA(240×400ピクセル)表示対応の2.8インチ液晶を搭載。ドコモ向けの極薄端末「P704iμ」より大きいサイズのディスプレイを採用する(左)。ダイヤルキーは上下がフレームレスとなる、かなり大きい立体形状のキーを採用する(右)
「ウェーブタイルキー」と呼ぶ立体形状のダイヤルキーを作用。薄型モデルながら操作性が悪くなりがちなシートキーではないのは印象がよい。キーは、きちんとカコッとクリック感がある(左)。“ふつうのカガミ”としても利用できる。女性は化粧品と一緒にカガミも持参する場合も多いとは思うが、ちょっとした身だしなみもいつも触っている携帯でできてしまう。全く蛇足だが、以前電車の中で、カガミを忘れたのかインカメラで自分を映してカガミ替わりに使っている人を見たことがあるが、近距離でピントが合わなかったようでつらそうだった。それよりは確実にスマートに使えそう(右)Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.