インタビュー
» 2007年11月30日 23時30分 公開

「D905i」開発陣インタビュー:“手に取ると分かるこだわり”は、デザインの細部に宿る――開発陣に聞く「D905i」(前編) (2/2)

[房野麻子,ITmedia]
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トレンドを取り入れた“新しいケータイの色”を提案

 カラーバリエーションは、定番色ともいえるホワイト、ブラック、ピンクに加え、D902iで好評だったイエローも久しぶりに登場。ボディカラーは調査をベースにある程度絞り込んだ上で、これまでの携帯電話の色とは違う“ネクストカラー”を提案しているという。

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 ピンクゴールドは最近、アクセサリーで注目されているカラーで、ジュエリーショップにもピンクゴールドのコーナーがあるなど、この冬のトレンドだという。D904iの「ブリリアントピンク」はかなり甘めの色で女性を意識したカラーリングだが、ピンクゴールドは女性はもちろん、男性にも支持される“新しいピンク”ということで採用を決めた。

 オレンジイエローはD902iの「プレミアムイエロー」を意識して投入した“ネクストイエロー”だ。「三菱製のスライド端末は黄色のイメージが強いらしく、社内外からも『あの黄色、出ないの?』という声がありました」(井上氏)。今回のオレンジイエローは、ヨーロッパ製のクルマをイメージしたという、ビビッドでカジュアルなカラーリングだ。

 ナチュラルホワイトは、少しくすんだ感じのグレー系カラーが流行していることから茶色を混ぜた温かみのある白を採用。これには“新しいホワイトの提案”という狙いもある。

 「携帯電話で初めに白い端末を出したのはうちなのですが、今見ると、すごく黄ばんだ白なのです。白はモデルを重ねるごとにより白くなり、いかに純白に近づけるか、を課題として取り組んできました。それが限界まで来ると青みがかった色になって冷たい感じになってきたのです。そこでD905iでは温かみのある色にしようと、この色味を選びました」(井上氏)

 シャインブラックは90xiシリーズらしい高級感を演出したといい、あまりクセを出さないことがテーマで金属蒸着の輝きがポイントだ。若干赤みが入っており、光りの当たり方によっては青紫っぽい色味になる。ちなみに、ピンクゴールドにも金属蒸着を採用している。


Photo ダイヤルキーのフォントやその下の「D905i」ロゴも、各ボディカラーごとに微妙に異なる。それぞれの色の持つ雰囲気を表現した結果だという

販売方式の変化でデザインは変わるのか

 携帯電話の販売奨励金制度の見直しから、端末の販売方法料金プランが変わり、今後は同じ端末を使い続ける人が増えると予想される。端末のデザインやカラーも、さらに長期間使い続けることを考慮したものになるのだろうか。

 「それを考え過ぎるのはマーケティングにはまりすぎることになるので、よくないと思いますね。今回も、長く使ってもらうことを意識したラインナップというわけではありません。調査をそのまま反映させると、黄色い携帯電話は絶対出せないということになりますから(笑)」(井上氏)

 「D902iのプレミアムイエローにしても、『D902iS』のマゼンタにしても、うちのコマーシャルカラーは、数が出ることを狙っていないにもかかわらず好評です。定番色と同じくらい人気なのはうれしいことですね」(荻田氏)

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