KDDI研、1Gbpsの高速赤外線通信を実現──2009年までに標準化検討

» 2008年01月08日 17時07分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 KDDI研究所は1月8日、現在普及する4Mbpsの赤外線通信より約250倍高速な1Gbpsの赤外線ワイヤレス通信を実証したと発表した。

photophoto 1Gbps赤外線通信インタフェースを設置した携帯(左)。携帯−PC間のファイル転送の様子(右)

 この高速赤外線通信インタフェースは1Gbpsの通信を実現するため、光源を従来の発光ダイオードから高速動作が容易な半導体レーザーに変更。波長も半導体レーザーで主に適用されていた0.8μミリ帯から、人間の目への安全性を高めるために1.3μミリ帯を使用するとともに出力レベルも低く抑え、安全な弱い光出力でも通信できる光受信素子を最適化した。

 データ通信も短時間の転送に適した通信プロトコルを適用。転送用メモリに高速転送に対応したメモリとデータを常時保存する不揮発性メモリを組み合わせ、安定した高速データ通信を実現した。例えば、携帯音楽プレーヤー用のCD1枚分ほどとなる約120Mバイト分のデータを1秒で転送できる。

 このインタフェースは従来と同様の半導体光素子で作られるので、小型化・低コスト化も可能。将来の携帯やさまざまな情報家電機器への搭載を想定する。同様技術の標準化を行うIrDA(Infrared Data Association)へ標準化提案を行い、EFIR(Extremely Fast Infrared communication)の名称で2007年12月に検討グループを設立。2007年12月から2009年3月までの期間で標準化仕様の検討が進められる予定。

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